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感想レポート
受講生の感想レポート

不幸に目を向けるのではなく “当たり前” な事に感謝したい

大阪校  小松 美幸さん(32歳 女性)


私が日本メンタルヘルス協会を知ったのは、今からもう3年近く前のことです。
その当時、メンタルには弟がお世話になっていました。

体験講座に参加した弟は、帰ってくるとその日にあった心に残っている話や、エゴグラムテスト(心理テストの一種)についての話を楽しそうに家族に話してくれていました。

とにかく、いきいきしている様子を今でもはっきりと覚えています。

しかし、私はこの時には興味をもつことなく、時間が過ぎていきました。
私がメンタルをホームページで調べるようになったのは、今年の夏ごろです。

4月に職場の配属が変わり、新しい環境に身をおくことになりました。
大学の頃から心理学に興味があったこと、この新しい環境で心機一転やっていくことになったということもあり、勉強したいとインターネットで調べて始めました。

その時、弟が言っていた「お姉ちゃんも一回、メンタルに行ったらいいねん。」という言葉を思い出したのです。

体験講座で衛藤先生のお話を聴くと、みるみるうちに引き込まれていきました。

でも、基礎コース後編を残すところあとわずかとなった今、私は自分の気持ちやあったことを包み隠さず出すことは、恥ずかしいことではないのだと感じています。

それは、私がその事象を乗り越え始めているという勲章みたいなものだから・・・。

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最後の最後まで、祖父が家族に与え続けた愛

福岡校  松尾 誓志さん(39歳 男性)


「【俺の人生には、なーんの悔いもない。お前たちはお前たちの事をがんばれ。やけ(だから)、見舞いやら来んでいいぞ!】故人は最期を迎えるつい数日前まで意識があり、そう言って見舞いに来た私たち遺族に気を遣っていました。」 ・・・祖父の通夜に参列いただいた方への私のお礼の言葉です。

2008年12月1日、私が心から敬愛する祖父が亡くなりました。肺気腫、肺気胸、肺水腫という肺へのトリプルパンチ。入院していたときの担当医いわく、苦しくてどうしようもなく、胸をかきむしるような状態との事でした。そのような状態でさえ、他人を気遣える余裕はどこからきたのか定かではありませんが、自分の人生を全うした達成感のようなものがあったのではないかと感じざるを得ませんでした。

祖父はこの数年あまり体調が優れず、寝たきりとは言わないまでも、よく布団に伏せっていました。そして、この年の秋口から身体を壊して入院することになりました。肺に水が溜まっていたようでしたが、精密検査をしてもはっきりした原因がわからず、対症療法的な薬物投与がされ、その副作用で心臓に負担がかかり、その対症療法でまた別の副作用が出て・・・という具合でした。92歳という年齢を考えても、「そろそろ心の準備をする時かな・・・。」という予感は本人を含め、家族、親戚みんなが持っていたと思います。

ちょうどその頃に、私は日本メンタルヘルス協会で心理学を学んでいました。それが偶然なのか、必然なのかは分かりませんが、不思議と動揺する事もなく、順番が来た祖父が安らかに逝けるよう何か出来ないかと思っていました。また、初めて親を亡くすという経験をするであろう母や、初めて家族の最期を経験する妹、そして何より、人生の大半を祖父と一緒に生きてきた年老いた祖母はその死を受け入れる事が出来るだろうかと、とても心配でした。

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「あるがまま」を受け止める事

大阪校  平尾 紗耶さん(23歳 女性)


私は、新入社員です。
日本メンタルヘルス協会との出会いも、会社から研修の一環として行かせて頂いたからです。
体験講座当日、ドキドキした思いで教室へ向かいました。そこには、明るく迎えてくれるスタッフや先生方、そして様々な年齢層の方が座っていました。講座が始まると、衛藤先生が出てきました。衛藤先生は、面白可笑しく講座を進行し、「これが、心理学!?」と思う程、大笑いをしたのを覚えています。
しかし、講座も後半に差し掛かると、私は思わず涙が止まらなくなりました。「何で?どうして?こんなに涙が止まらないんだろう。」
そう思いながら、ポロポロと流れる涙を必死にハンカチで拭いていました。
衛藤先生の目力、言葉の力が、私の心の奥の奥の奥底に押し込んでいた気持ちを一瞬にして引き出したのでしょう。
というのも、その時、衛藤先生は家族のお話をしておりました。

実は、私は、2年前に父を亡くしました。

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何を食べたかではなく、何を吸収するのか?

大阪校  吉野 純子さん(42歳 女性)


私が初めて心理学の講座を受けるきっかけになったのは、知り合いからの紹介でした。
「とにかく一度受けてみられるといい。何度同じ話をお聞きしても、同じ内容だとわかっていても泣いてしまう。そんな素晴らしい感動のセミナーですよ。」と教えていただいたのがきっかけで、講座に通うようになったのです。

始めは、家族関係に悩んでとか、会社の人間関係に悩んでとか、友人関係に悩んでというようなことで受講を始めたわけではなかったので、初めてのグループミーティングでは、正直とても戸惑いました。

こんなに多くの方が、それぞれの悩みを抱えて受講されておられるということ。
明るく見える方でも、とても大きな悩みを抱えておられること。
考え方、感じ方の違いに驚き自分自身、「これが正しい。」といった自身の固定観念に縛られていることに気づくことができたように思います。

基礎コース前編1回目の「相手の問題を解決に導く聴き方」では、普段何気なく当たり前だと思って行ってきた会話が、いかに問題を引き起こす可能性があるかということに気づきとても驚きました。
自分は自分の大切な人に、考え方を伝えたいときに自分自身の常識の中で行動を変えようとしているのではないだろうか?

また、前編3回目の「相手の行動を変える自己開示」の講座で、相手の行動をいかに非難せずに、具体的に影響する事柄を伝え、こうして欲しかったという期待や感情を提示することで、相手の行動は全く変わるのだということを勉強させていただき、どこに焦点を当てるかで人生観は全く変わるのだ、ということに気づかせていただきました。
衛藤先生の、「その人生から何を学ぶのですか?」 「何を食べたかではなく、何を吸収するのか?」
「一番苦しい時が充電する。人生もうまくいかない時が大切。」とのお言葉に、こみ上げてくる想いがありました。このお言葉が心にしみこんできたのは、後編コースの音楽療法を受講させていただいた時のことです。

音楽療法の心理学では、はじめて自分の内面に隠れていた自分と出会うことになりました。
「音楽療法はたまっていたものを吐き出す。」と先生がおっしゃっておられたように・・・。

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人生に対しての本気力

福岡校  内村 裕一さん(31歳 男性)


メンタルの講座を受講した始まりは、2008年2月福岡から東京へ、とある仕事へ参加する為に出張した事がきっかけでした。出張の期間は4ヶ月から半年の予定で私は上司からの期待を受け、さらに自身のステップアップになる仕事だと確信し仕事のスタートを待ちわびていました。

しかし、2月からスタートするはずだった仕事はお客様の都合で1ヶ月間待ちぼうけ状態になり、さらに一度出張の任を解かれて福岡に戻り様子を見ることとなりました。それから半月が経った時にその仕事はスタートが決定したのですが、その半月で人員が確保できたので、結局、私はその仕事から外されるという事になりました。

やる筈だった仕事につけなかった事は正直言ってショックでした。このような事はいつでも誰にでも起こるし、ましてや東京に半年もいなくて良かったと考える方が普通だったのかも知れないのですが、その時私は上司や会社に私を東京に1ヶ月も生活させておいて、突然「お前は今回このプロジェクトから外れたから福岡に帰れ」という会社の勝手さに不満・フラストレーションを募らせました。さらに結婚をしようと、今までにないほど「良い一年にしようと」と意気込んでいた年の最初の出来事だったので、”この先の人生に何が待っているのか?”、”自分の人生は誰かの手の上で決まってしまうのか?”と不安に取り憑かれていました。

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