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180度変わった私の人生

東京校  富永 容子さん(44歳 女性)


 体験ゼミナール<よりよい人間関係を築く心理学>を受講した日から私の人生は180度変わりました。

 親友から「とても自分が共感を持てるブログを見つけたので、ぜひ読んでみて」とメールをもらい、神野先生の「母の日に。」のブログを読ませてもらいました。
 彼女の気持ちが、それまで悩んで来たのであろう色々と背負ってきた物が、とてもよく分かる内容でした。
 
 そして次には、「日本メンタルヘルス協会のホームページから衛藤先生のブログも読んでみて!」「どう!感想は?」から「一緒に体験講座に行かない!」と…


  全く興味のない世界でした。と言うより、昔自分がひどく嫌な経験をした数々のことを思い出しました。 今から約6年前に大病をした時のことです。手術も成 功し普段の生活に戻れていたのですが、1つの薬に副作用が出て服用を中止しました。その薬は消化性潰瘍治療薬であると同時に抗精神病薬でもあったため、や めた途端気分がどん底に落ち込んだのです。


 「いつか再発したらどうしよう。転移していたらどうしよう。」と毎日毎日不安で、気持 ちが完全にふさぎ込んでいました。どこでも勝手に涙が出て来てしまい、自分ではどうすることも出来ない心のコントロールを、精神科・心療内科という場所で 治してもらおうと通院しました。 先生は私の話を聞くなり「あなたがそんなにふさぎ込んで毎日暗く過ごしていたら、家族がかわいそうでしょ。子供が一番か わいそうじゃないですか。母親ならしっかりしなさい。」と厳しく言われました。


 すごいショックを受けて、それ以上何も話すことが できませんでした。とにかく先生のお説教が終わるまで、じっと時間の経つのを我慢するしかありませんでした。1分でも1秒でも早くこの病院から逃げ出した い!会計をするのも、処方箋の書類をもらう時間も苦しく辛く、涙をこらえるのに精一杯でした。 

 

 他にも、児童心理学の先生の講演を聴いたときの苦い思い出や、同じような体験をした友人の話を聞いて以来、心理学や心療内科など心の問題を扱っている人達にはアレルギーのようなものを持っていました。  

 

  その私が気乗りしないまま連れて来られた所は、スタッフ全員が笑顔で、明る過ぎる雰囲気の場所でした。苦手だな、騙されないようにしないと…と衛藤先生の 講座を聴き始めました。 講座が終わった途端、連れて来てくれた親友よりも先に、基礎コースの申込用紙を提出し、衛藤先生の本を購入していました。


  「先生、私は子供に魔女の呪いを言い続けていました。」と言うと「今日気づけただけで良かったじゃないですか。」と言って下さいました。こんな前向きな考 え方があるのだと感動しました。本当に目からたくさんの、たくさんの鱗が落ちました。その鱗の落ちた目を「輝いているよ!」と一緒に受講した親友に言われ ました。 

 

 とりあえず、基礎コースの前編だけやってみようかなと思いました。「本当は学んでみたいけど、今さら私に何が出来るの?学んだ後に結果は出せるの?」と考えていましたから。 帰ってから衛藤先生の「今日は、心をみつめる日。」を読みました。


 そんな時プロセス主義のお話が!ほんとうの幸福とは到達点ではなく「道のり」にあるのだと。結果主義から「道のりを楽しむ」プロセス主義に…と。結果が出なければ行動しても意味がないでは、ゼロは永遠にゼロのままだと。


 衝撃的でした。背中をポン!と押してもらった感じでした。


 体験講座だけでもたくさん得るものがありました。 「子供の為に生きている事で、私が存在している意味がある。」と信じ、子育てを続けていた私は、まさに「魔女の呪い」を日々言い続けていました。


 失敗しないようにと、いつも先回りし口出しし子供の成長に必要な失敗の権利を奪っていました。
 足りない事ばかりに焦点をあて、もっと上を目指せるはずと無理を強いてきました。
 そして、こんなにあなたたちの為にやってあげているのに、と見返りを、感謝をしなさいと押し付けがましい態度をとっていました。 

 

 今振り返り、レポートを書いているだけでも苦しくなります。なんて傲慢な親だったのでしょう…


 こんな親の元でノイローゼにならなかったのは、子供たちがしっかりと反論できた事だったのでしょう。

 「ママのその大きな期待が重過ぎる。」「何でママの言う通りにしないといけないの?」と。

 体験ゼミナールを受け、前編の第1講座が始まるまでの1週間で、子供たちに「ママ最近どうしたの?」と聞かれました。
 そんなにも日々ガミガミと口うるさかったのです。「優しくなった?」と冗談で聞くと「うん、何か違う。」と言われました。 毎週毎週、講座に出席するたびに、たくさんの学ぶべきことがありました。


 子供の話を途中で遮ることなく、自分の意見を挟まず、最後までちゃんと聴く。
 Iメッセージ(自分の気持ちを素直に伝えるメッセージ)をきちんと伝える。救助のIメッセージ、予防のIメッセージ、そして一番伝えたい感謝のIメッセージ。

 

  今まで長女にテストのたびに、10位に入れたのだから次は8位次は5位と、もっともっとと常に、今の頑張りを認めてあげられませんでした。 メンタで学び 始め、講座後の食事会の席で衛藤先生に長女のことでアドバイスをいただき、早速家に帰ってから、「勉強する事は今の貴方に必要な事だけど、一生懸命やって それで結果が出なくても、貴方が頑張ったのだからママはそれでOKだと思えるようになった。貴方の行きたい学部に行きなさい。ママはそれを応援しているか ら。そして人への優しさと思いやりだけは絶対に忘れないで。」そう伝えたとき、娘の笑顔が、本当にホッと肩の力が抜けたように見えたのです。

 

  そして「本当に好きにしていいの?ママに育てられたのだから間違った道には進まないから大丈夫だよ!」と冗談半分に言ってくれたのです。 どんどん幸せに なって行きました。私だけでなく子供達にも少なからず伝わっていっているように感じます。が、実は主人だけには今ひとつ受け入れてもらえず、目下悪戦苦闘 中?です…。
 
 毎回講座を聴くたびに言葉ってすごいな!と感じました。言葉ひとつでこんなにも人を癒せるなんて、と。そして言葉で人を 傷つける事しか出来なかった私だったけど、同じ言葉を使うならそちらの側へ行ってみたい、つまりカウンセラーになりたいと強く思うようになっていました。  

 

 一緒に講座を受けている親友や、友人たちに恥ずかしながらそのことを伝えると「出来るよ!貴方なら絶対に向いてい る。」と、私からしたら意外な言葉が返って来ました。 「なんで?私は人を癒すというより、威圧系だし、冷たいし、意地悪だし、そんな人間なのに?」と言 うと、また意外にも「何でそんな自分のこと悪く言うの。私達に優しいよ。話しも楽しいし、絶対向いているよ。」と。


 友達だから本当の事は言いにくいだろうな、自分のことは自分が一番分かっている。でも、変わることが出来たら…とも思っていました。 

 そんな時講座で同じグループになった方から「貴方のお話ってとっても面白いですね~楽しい。」と言われました。


  また別のリピーの方(再受講生)からも。その方は研究コースを卒業し、今は自分で静かな喫茶店などでカウンセラーをやっていると言っていました。「いいで すね。私も出来るならぜひそういう方向に進みたいです。」と伝えると「絶対に向いていると思いますよ。雰囲気がとても話しやすいから。」と言われました。

 とてもびっくりしました。この私が?ありえない!!です。全くの初対面の方が第1印象でそんなにいい印象を持ってくれたなんて。


 友達の言うことももしかしたらお世辞ではないのかな?だとしたら私がこれまで信じてきた私って…考えさせられました。子供の頃からの自分をずっとたどって。 

 

  両親にはたくさんの愛情をもらい、5歳で弟が出来るまでは1人っ子状態。父の会社の従業員にも周りの大人たちからも可愛がられ、お姫様状態でわがままな子 供でした。小学生の時には担任の先生から「貴方は言葉の暴力です。手を出して怪我をさせてしまっても時間が経てば治るけど、貴方の言葉で傷つけられた友達 の心の傷は、時間が経っても治るものではありませよ。」と言われる子供でした。 

 

 考えてみると母が言葉のきつい人でした。他人のちょっとした言葉で傷つくような弱い心では生きていけないから、と私にも普段からきつい言葉で接していました。愛情はありましたけど。 自分が言われて大丈夫なのだから、人もこれくらい大丈夫!と麻痺していたと思います。


 まさにビリーフ(思い込み)の形成で、少し間違った親からのビリーフが自分の根底にあることに気がつきました。 

 

  子育てにおいては父親の影響より母親の影響の方が強かったため、人付き合いの中で愚痴が多かった母を見て「文句を言うならかかわらなければいいのに」と、 反面教師として人付き合いをドライに割り切ってきました。そのせいか「クールな子、冷たい子」と周りからずっと言われていました。

 

 でも中学、高校と進んで行くと、そんな自分では友達に受け入れられないことに気づき、当たり前ですが、わがままも気の強さも友達の前では出さなくなりました。

 

 それから何十年後…今の親友とママ友として再会し、彼女の人間性に惹かれ、彼女のような人に少しでも近づきたいと思い、「あ!この状況だったら彼女はこうするだろうな」と行動している自分がいました。

 

 まさに行動療法ですね。あの頃はそんな知識もありませんでしたが、そんな彼女を真似る行為が、わがままで人当たりの悪い私を、楽しくちょっとだけいい雰囲気の私へと変えて行ってくれたのでしょう。

 

 ここでも鱗が落ちました。自分に少し自身が持てました。とても楽になりました。

 

 今までは他人は敵!私は一人が好きなの!と思い、毎日を過ごしていた私ですが、他人にも好意が持てるようになりました。毎日目にする風景も、衛藤先生のおっしゃる様に同じ物は無いのだと新鮮に感じるようになりました。

 

 もう少し早くメンタルに出会えていたら、と遅すぎたスタートに悔やむ気持ちもありました。でも、きっと今のこのタイミングが私には合っていたのだ。もう少し若い4年、5年……前だったらここまで心に入って来なかったのだと思えました。

 

  つい最近、コブクロのコンサートに行ったときのことです。私は彼らの優しい歌詞、歌声が大好きです。2人のトークのとき、作詞・作曲をしている小渕健太郎 さんが「うまく行かなかった過去をいつまでも悔やんでいるより、先の未来を心配しているより、今の自分たちを2人で楽しみたい。きっと目指すゴールは一緒 だから。」というようなことを語っていました。そして、バックスクリーンには「今、生きる」の文字が浮かびあがったのです。小渕さんの言葉はすべてが優し さに包まれていて、心から癒される時間でした。

 

 すごい共時性を感じました。やっぱり言葉ってすごい力があるのだ!と思いました。そしてメンタルの世界で自分はやって行きたい!と強く思いました。大げさに言わせてもらえば、なにかの力に後押しされているような感覚でした。

 

 さっそく、研究コースまで学ぼうと申し込みはしたのですが、人数が多いため18期に入れるか厳しいようです。定員オーバーで19期になってしまうかも、と言う事でした。

 

  前までの私なら、「18期に入れなかったらどうしよう」と日々悶々と過ごしていたはずです。でも今は、「焦らずに次の19期までの半年、たくさんリピート してもっと深くたくさん学べる。」のか、「このまま流れに乗って研究に進んで行く。」のか、どちらの招待状が届くのか毎日わくわくして待っていました。

 

 そして、届いた招待状は、研究18期生としての席でした。

 

 人付き合いが苦手だと思い込み今まで過ごしてきました。

 人から傷つけられること、否定されることが嫌で、人付き合いを最小限にして過ごしてきました。

 でもメンタルの講座でたくさんの価値観の違う人達と出会い、世界観が変わりました。

  自分の意見が認められなくてもIメッセージを伝えられる、タフな自分になりつつ変わってきています。なぜなら「言えた!」と言うことが大切だから。

 

 自分を変えるのは難しいとよく言いますが、私も100%そう思っていました。でもこんなにも素敵な「気づき」を教えてくださった衛藤先生やメンタルで出会えた方々に感謝しています。


 本当に有難うございました。

 

 そして今、どうしたら1日でも早く私の言葉で人を癒すことが出来るのか、1人でも多く私のように毎日の幸せに気づける人が増えるのか、そのために私に何が出来るのかと考えています。

 

~受講生のレポートより抜粋~
  紹介スタッフ:鈴木

 富永さんは、現在、研究コースの受講を終え、東京校の基礎コースのサポートスタッフとして毎週講座のお手伝いをして下さっています。

 毎回の講座で、素敵な笑顔で、受講生さんをお迎えして下さり、食事会では、楽しそうに後輩の皆さんとお話しし、質問されれば丁寧にわかりやすく説明してくれています。

 

 昼クラスがある日は、昼・夜クラスと通しでお手伝いして下さり、1日の時間のほとんどをメンタルのために使って下さっている・・・決して、義務感ではなく「サポートスタッフとして関われることが本当に嬉しい」という気持ちで・・・

 

  富永さんのレポートを拝見したとき、今の富永さんからは想像できない、ご自身の姿が綴られていたことに非常に驚いたとともに、このような背景があったか ら、今の富永さんの姿があるんだな、そして、人ってこんなにも変わることができるんだな、と改めて思いました。 私も今から13年ほど前に、富永さんと同 じように、研究コースの受講を終え、サポートスタッフとして関わっていた日々のことを思い出しました。
 
 母との関係が上手くいかず、職場の人間関係も上手くいかず、身近な人を誰一人として信頼することができない状態で数年間過ごし、円形脱毛症などの心身症をわずらいながらの生活も経験したのち、私は、メンタルと出会いました。

 

 富永さんと同じように、講座を受ける度に目から鱗が落ち、すべては自分自身が自分を苦しめていたことに気づきました。

 

 母も、周囲の人も、何かが変わったわけではないけれど、自分の心の持ち方を変えるだけで、こんなにも楽に生きていくことができるんだ!ということに、驚いた自分がいました。

 

 自分と同じように苦しんで生きている人がたくさんいるはず。でも、ちょっと心の持ち方を変えるだけで、本当に楽になれるということを伝えていきたい・・・そう思うようになってサポートスタッフとなり、その気持ちは変わらぬまま、今に至ります。

 

  富永さんの表情は、今、とても穏やかで、笑顔が輝いていますが、メンタルを受講している途中では「怖い人だと思っていた」と言われたことがあるそうです。 今は、そんな富永さんを想像することが出来ないのですが、それくらい、人の表情は心理面に影響されていることを実感します。

 同様にして、研究コースに進まれた女性の生徒さんは、研究が終わる頃になると、とてもキレイになられている方が本当に多いのです。


  そんな生徒さんを見るたびに、「きっと楽に生きられるようになったんだろうな・・・」と思います。

 

 富永さん、これからは“人生を楽に生きられるようにな る”受講生さんが一人でも多く生まれていくように、一緒にサポートしていきましょう!

 

 私の初心を再確認させてくれた、ステキなレポートをありがとうござ いました!!