その日も、いつもと変わらない、1日の始まり。
・・・のはずだった。
いつものように明け方4時50分のアラ-ムでベッドから這い出て、旦那さんのお弁当を作るべく、料理をし始めようとしたとき。
お弁当を作ろう。作らないと。それから急いで洗濯物を干して、支度して6時には、近くにある実家へ行って犬の散歩をしないと。
それから出勤、あれとあの仕事を昨日考えておいた段取り通りに片付けて、ああして、こうして・・・。
しないと。 しないと・・・。
早く。 早く。 早くしないと・・・。しかし、自分の意思と体が真っ二つに分断されたかのよ …続きを見る