受講生の感想レポート

名古屋校基礎コース修了 渡島和也さん 32歳

多くを求めすぎるより、あるがままを「褒めること」

衛藤先生、丸山先生、野本さん、
たくさんの素敵な気付きと学びを本当にありがとうございます。
まず僕は、姉に紹介してもらって、このメンタル体験講座に出会いました。
最初に丸山先生と野本さんのお話で安心し、次に衛藤先生のお話では、
感動の連続で勉強というよりは、ほとんどずっと感動していました。
という訳でこの講座を勉強していくことを決め、
勉強していくうちにとてもたくさんの気付きに出会いました。
まず、初めに出会ったのは離別感(相手と自分は違う存在であると認めること)と、
母子一体感(子どもがお母さんは自分のことを言わなくても分かってくれる、
自分の思い通りに動いてくれるはずと期待してしまう、甘えや依存心のこと)でした。
これまでの僕は、妻にも友人にもほとんどの人に一体感を求めていたことに気付きました。
これには当然相手も自分と同じように考えているだろうか考えてほしいとか、
自分の気持ちだけを周りに押し付けている自分に気付きました。
そうです。
今までの僕は、自分の意見を押し通すだけで周りの人の気持ちや意見など考えもしなければ、
もちろん聞こうとさえもしていなかったのです。
この気付 きは衝撃を受けました。妻も、妻のお父さんとお母さんにとってかけがえのない存在であり、
自分の子も僕のために生まれてきたのではない。
衛藤先生から教えていただいた離別感を感じた時には、とても寂しい気持ちになりましたが、
同時に人は自分とは違う存在であり、自分とは違う考えがあり、
それを受け入れることによっての自分への深い学びを得ることができました。
こんな僕でしたから、人に相談された時は、とにかく答えを出そうとしていました。
というよりか何とか自分で答えを出して、それを相手に与えていたように思います。
先生のお話でドイツでは子供に失敗する権利があるということを聞き、
ここでもまた自分のペースで物事を進めている自分に気付かせていただきました。
子供が服を着たり、何かを作ったりと、ほとんどの時に自分がやってしまい子供の成長を奪っていたんですね。
先日、幼稚園に参観に行った時の話です。
年少で壁画を作っている子供達だけでは、給食に間に合わないからお父さんお母さん、
手伝ってあげて下さいとなりました。
メンタルを受けていたので私は自然と周りを観察していました。
中には、手伝うというよりも全部お母さんがやってしまっている人もいて、
その人を見てふと自分も前は、こんな感じだったなと思いました。
今の僕の価値観は、この壁画で例えるなら、その人がその時できることが答えであり、
出来ていないところに目を向けるのではなく、少しでも出来ていることに目を向け、
それを受け入れ、褒めて認めてあげることです。
その時、もちろん僕も手伝いましたが、その事一つとっても手伝い方で相手の成長に大きく関わるんだと気付きました。
もう一つ、こんなことがありました。
小学二年生の息子がミニストップのくじでコーヒーを当てました。
その時、衛藤先生の塾生のこうもり手の話を思い出し、真似てみようと思いました。
息子の目を 見て、本気で
「すごいじゃん!お前は天才だ。くじは、そんな簡単に当たるもんじゃない。すごいすごい。」
と本気で褒めてみたんです。
すると、息子が今まで見せたことのないようなキラキラした目で、ありがとうと言ってきたんです。
そんな輝いている自分の息子を見ていたら、もう一度挑戦させ たくなったので、再びミニストップに行って、
お前は天才だ!絶対もう一度当てると思うよ。と言いながらくじを引かせました。
すると、なんと次はコーラを当 てたのです。
このくじは、たくさんハズレも混ざっているのに本当にすごいと思いました。
その時に本当にすごいと思ったのは、実は、息子がくじを当てたこともそうですが、
それ以上に息子の顔が輝いて見えたことです。
この時、人の可能性を引き出すにはその人の可能性を百パーセント信じてあげて、
言葉に出して伝えてあげることではないかなと感じました。
これをきっかけに、出来ていることに意識して目を向け、真剣に褒めるようにしています。
そうすることで、息子もどんどん素直になってきて成長していますし、
何よりも自分も何か変わってきていると感じられますし、関係も良くなるし、良いことづくしです。
メンタルで学んだことでこんなこともあります。
色々な考え方があり、人には色々な方法があるということです。
まさに十人十色ですね。
例えば、不満があるときの表現の仕方ですが、妻は言葉では言わず表情で伝 える方なのです。
僕は言葉で伝えるタイプなので、言葉で言ってくれないとわからないから表情で伝えるのは、
やめてくれと何度も説教したことがあります。
メンタルで学んでいくうちに、ふと自分が妻に自分流を押し付けようとしていることに気付いたのです。
自分が言葉で伝えるというスタイルがあるように、人には それぞれの伝え方があるということに気付けたのです。
これに気付いたときはとても楽になりました。相手を変える必要がなくなったからです。
今思えば、こんな簡単なことも気付けないくらい自分の思い込みはできあがっていたんだなと感じました。
今になって振り返ると週一回の講座が少しずつ少しずつ自分に気付かせてくれていたんですね。
僕 は二十代前半まで、はっきり言ってワルでした。
あることがきっかけでタバコもやめて更生しました。
何年か振りに友人に会うと「変ったね」とか「全然誰かわ からんかった」と言われたこともあります。
僕がタバコをやめたことを聞いて自分もやめてみるといってくれた友人がいてとても嬉しく思ったことを今でも憶えています。
そんな経験と重なる言葉に出会いました。
「過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる」ではなく「過去と他人は変えることができる。
自分が変われば過去の体験が感謝に変わる。
そんな風に自分が変われば、人が自分を見る見方が変わる」です。
他人を簡単に変えることは出来ないかもしれませんが、タバコをやめようと思ってくれた友人のように、
自分の行動や変化が他人に影響を与え、変えていくことはできるんじゃないかなと、
この言葉に出会ったときに自信をいただきました。
メンタルでの一番の学びは「I LOVE YOU BECAUSE YOU ARE YOU」です。
妻、子供、友人に多くを求めすぎていた自分は愛するとい うことに理由があった気がします。
愛するということはそんなことではないなぁと気付きました。
これに気付けたのはもちろんメンタルがきっかけではありますが、
結婚してからずっと絶やすことなく僕のことを愛し続けてくれていた妻がいたからです。
妻は、「あなたはあなたのままでいい。それだけで愛している よ。」と僕を愛してくれ、安心させてくれていたんですね。
この形が愛するということなんだなと知ることができました。
息子が小学生になったばかりの話ですが、テストで連続で百点とってきていて、ある日突然九十六点を取ってきました。
百点が当たり前になってしまった僕にとっ ては正直がっかりしてしまいました。
今思えば、そんな親の気持ちは子供に伝わるだろうし、同時に良い点数を取らないといけないと思いこませたかもしれませ ん。
あの時、正解している難しい問題に目を向け
「こんな難しい問題よくわかったな!すごいな。」
と褒めてあげればよかったと思います。
そう思ったのはゲシュタルト療法のお話を先生から聞いたときでした。
講座で学んで過去振り返ってみると、こうすれば良かったと思うことがたくさんあります。
そのどれもが、最初の自分の捉え方から始まっていることに気付きました。
ゲシュタルトのように常に良いこと・幸せなことに焦点をあて、ポジティブに捉えることができれば、
その後の結果は、全然違ってくるのではないでしょうか。
そんなプラスのメガネをかけ、これからは自分もどんどん人に気付きと学びを与えていけるような人間になっていきます。

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