雑感
2019/04/21
10月に入りました。
9月はブログの投稿が1回だけでした。ブログのプロ達からすると「ブログの読者登録を増やすには、コンスタントにブログを発信しないといけない」と聞くと「自分の思いを整理するために、ブログを書いているのだ。ただ読者の数を増やすことが目的ではない!」と、ヘンな反骨心が反応したり、そのくせ、間が空きすぎると、読者に喜んでもらえる内容を書かないとならないと気負って、書けなかったりとヘンな状態が続いています。
シルバーウイーク前に安保法案があんなにも簡単に決まり、その結果に落ち込んだ気持ちもあったりと…
僕は世界を旅する中で「日本は、武力による平和解決は、憎しみの連鎖をつくるので、我々はこれを永久に放棄するという憲法を掲げている!」と言ってきました。それは、平和な未来の世界に向けての美しい憲法でした。その憲法が僕には自慢でした。
他国の人にも「うらやましい」とまで、直接言われることもあります。それが、いともたやすく塗り替えるようなことが起こるなんてと…将来の子ども達の未来に不安を感じています。
国際貢献って何?
アメリカに従って武力をサポートすることが国際貢献なのか?
ベトナム戦争だけではなく、イラク戦争でも、時間経過とともに何のための戦いだったのか?と、国外だけではなくアメリカ国内からも、疑問視する声が上がっています。このように国際貢献が間違わないという保証はありません。
まして、近々、巨大地震が、日本で起こるかもしれないと言われている時代に、もしそのような国難になった時に、一番助けてもらわないといけないのは韓国や中国といった近隣の国々なのです。それをアメリカ一辺倒に軸足を偏り、近隣のアジアの国々に不安をかき立てるような外交政策にも疑問を感じています。
もし、日本と中国がぶつかることがあれば、僕はアメリカに住んでいて思いましたが、アメリカの国防総省の中枢は恐ろしく頭がいいブレーンがそろっています。アメリカの国益を何よりも優先します。彼らは念密な予測性を計算しています。日中戦争が始まっても、アメリカは日本をすぐには助けには来ません。中国が大国化することをこころよく思っていないアメリカは、日本と中国が互いにかなりのダメージを受けて、国力が互いに落ちたところで、正義の名のものとで平和解決に乗り出すのがアメリカのペンタゴンの常套手段です。そのほうがアメリカ政府にとって好都合なのです。アメリカが正義の大義名分を持って乗り出した時には、多くの日本人の命が失われています。
第二次世界大戦で、アメリカの参戦のきっかけとなった、日本の真珠湾攻撃も、アメリカ政府の中枢では知っていたとも言われています。
9・11のテロにおいても、アメリカの中央政府はすでに知っていて、アメリカの世論を「怒りの一色で動かして」イラク攻撃の理由に使いたかったのだとも言われています。
いずれにしても、中国の人民軍は、自衛隊の10倍の軍隊です。まともに、ぶつかれば、日本に甚大な被害をもたらします。それを阻止するためにアメリカに、日本の政府は頼っての今回の安保法案なのでしょうが、その偏りが僕からすると外交政策のバランスの悪さだと思うのです。
日本は原爆と、東北の原発事故で、核の恐ろしさを一番知らされた唯一無二の国なのです。そして、戦後に朝鮮戦争にも参加しなかったことが幸いして、高度経済成長を果たし、かつてはアメリカを凌ぐほどの経済大国にまでのし上がった国でもあります。だからこそ、安倍首相のかかげる「軍を出す積極的平和主義」ではなく「武力による平和解決を我々は求めない」と別の意味での積極的平和主義を世界に向けてアピールすべきだったのです。
それを逆行するかのように70年も守って来た、憲法を200日そこそこの議論とも言えない話し合いの末、強行採決してしまったことは、悲しみを通り越し、日本の未来を憂いてしまいます。
これから、子ども達に「人はやっぱり最後には暴力で制裁するしか、問題解決はできないのだよ」と教えることになってしまいます。
集団でのイジメはいけませんと言いながら、皆が「正しい」と言ったら、それが正しいのだから、攻撃してもイイのだよと教えるのですか?
日本が藩で仕切られ、藩が絶対で、藩の教えがすべて正しかった時代に、土佐藩から飛び出した坂本龍馬は「薩摩藩じゃち、長州藩じゃち、藩、藩、言いよっちゃいかんのじゃき!ワシらは同じ日本人ぜよ!」と叫びました。
僕も最近は政府に叫びたくなっています。
「日本じゃち、アメリカじゃち、中国じゃち、ケンカしちょっちゃいかんのじゃき!ワシらは同じ地球人ぜよ-!」
すみません、こんなコトを書きたくて書き始めた10月のブログではなかったのですが、グチっぽくなってしまいました。
でも、最近なんかモヤモヤしていたので、書いたことでスッキリしました。また、しっかりとブログを書きます。読みたい人だけでも読んで下さいませ。
どうも、ありがとうございます。
※過去のえとうの関連記事 2003年12月2日 「失われた武士道を思って。」