誕生日に再誕生のお話し
2019/04/21
昔、日本は人の移動も少なく、村社会では、そんなに積極的に自分を前に出さなくても、冠婚葬祭の行事に参加すると「〇〇さんかたの次女やな」と、歓迎するしないに関わらず、地域の人は自分の存在を知っていました。たとえ消極的で無口であってもです。
でも、流動的な社会になると積極的に人と関わらなくては、自分の存在感がなくり孤独になってしまいます。
そこで、どうすれば自分という存在を周囲にアピールできるのか?
やはり100人に1人の存在になることが大切なのです。
それには、人と違う個性を持たなければなりません。集団の中で個性がないと、そこにあなたが居ても居なくても同じ存在になってしまいます。要するに誰に変わっても取り替えがきいてしまう人です。そうなると誰からも必要とされなくなり孤独を感じてしまうのです。
一千人や、一万人に一人なら、ムリかもしれませんが、百人に一人、そう1%なら、なれそうな気がしませんか?
100人が働いている会社で笑顔は誰にも負けないとか。
100人の主婦の中で料理のチャレンジ精神ならピカ1だとか。
100人のガードマンの中で、頭の下げかたが最高に腰が低いとか…
また、100人の中のトップは難しいけれど、別の領域を重ねるのもレア感が広がります。
美容師の中で1%のスーパーエリートはムリだけど、美容師でカウンセラーの資格があると急にレアな存在になります。観光立国を目指す日本であるなら、挨拶レベルの程度であっても中国語が少しでも話せるなら、さらにレア感が強まります。
お笑いのキングコングの西野あきひろさんは、吉本興業では100分の1にはなれないけど、絵本作家ならレアな存在になれると思って、クラウドファンディングで資金と人材を集め、そして絵本「えんとつ町のプペル」を制作し、アマゾン絵本ランキングで1位になりました。
これからの時代は人と同じよりも、レア感のある存在の人が、社会に必要とされる人間になるのです。だから、人がスマホでゲームしているなら、あえて空いている時間に本を読むとか、もしくはゲームを作る人になったほうがレアな人になります。なぜなら、人の作ったゲームの世界で、人生に大切な時間を費やすなんてもったいないと思いませんか?
もちろん、レア感だ!個性だ!と言っても、人に歓迎されないレア感では意味がなく悪目立ちするだけで「困った人」になってしまいます。誰からも喜ばれ、必要とされる個性のあるレア感が大切なのです。
そこで、日々インターネットをして過ごしているなら、あえて本を読んでみるのもレア感があります。さらにベストセラーも良いのですが、ベストセラーは多くの人が読んでいる本だからレア感がない。だから、あえてレア感を出して、ベストセラーでなくても名著はあります。それは再販になった本です。出版不況の時代に、リライトされる本は、本屋さんが推したい本です。だから、プロが認めた本だからレア感がある。
メンタルで講師をしていた林恭弘さんの単行本が文庫本になってリライトされました。彼の処女作なので、当時そばで見守っていましたが、彼の想いがつまった力作だと思います。
そして、メンタルの講座を広島で受けていた野口嘉則さんの本です。これも完全版としてリライトされています。奇しくも同じ編集者が担当した本なのですね。
今日は僕の誕生日です。インディアンは、誕生日は周囲に感謝をして与える日にします。だから僕の本を紹介したいのですが(笑)誕生日に再誕生した本の紹介です。
あえてリライトされた卒業生の本を紹介しました。本を読んで、皆さんもインディアンの言うように周囲から「生まれてくれてありがとう!」と言われるレアな存在を一緒に目指しましょう。
ん?! 💦
僕ですか。だから一緒にですから「たどり来て、いまだ山ろく」って心境です。