結婚の心得

   

 

 

 心理カウンセラーとして、離婚した夫婦や、憎み合っている夫婦に共通することは「結婚の準備教育」が必要だったということです。子どものように、「好き好き💕」「楽しい楽しい✨」、また、豊かな生活への安定という、都合の良いところだけを求めて(幼児性だけの満足で)結婚すると破綻する可能性を秘めています。

 では、結婚において最低限度の心得とは何でしょうか…

 

①夫婦になるには、パートナーが自分に寄せる期待や願望に少しでも自分を近づける努力が大切になります。自分は一人で食べたいから、自分はゲームに没頭したいから、風呂に入りたくないからetc.

 

 

 このように自分中心で、自分を変えたくない人には深い夫婦生活は結べません。相手の大切にしているもの(家族、友人、趣味、仕事)をも含め、引き受ける準備が必要になってくるのです。相手の家族や友人との関係にも多少なりとも気を使う必要があるのです。

 

②深い人間関係は、それだけ相手に対して責任が重くなります。浅い間柄には、それほど責任を必要としません。本当の友情や愛情で結ばれた関係では、その人の病気や事故、突発的なアクシデントに際しては、他人ごとではない責任が求められます。

 

 

 子どもの学校行事や進路、親族の病気やトラブルに対しても「それは関係ない」では無責任になります。その時には自分の楽しみや遊びの優先順位は後回しになる覚悟が必要です。

 

③愛情関係には多くの心的な柔軟性が必要になります。特に相手の立場に立って、相手の心を理解する努力をしなければなりません。相手の会話に真剣につきあい。相手をねぎらい。求められれば自分が興味がなくても行動を共にする。

 ただ会話もしないで黙々と食べ、相手のことは何も手伝わない。自分が興味がないことには行動を共にしないし付き合わない etc.

 

 

 このように自分の関心や仲間同士の遊びにしか興味を持たない人は、結婚生活は重荷に感じてしまいます。

 

④愛情関係には、自分の心を開く必要が出てきます。それは心を裸にする作業(弱さも欠点も含め)でもあります。

 もちろん相手に傷つけられる可能性も高くなります。自分の弱さをパートナーに裁かれ、否定される可能性もでてきます。相手が自分の本当の姿を受容してくれるという安心感と相手への信頼性がないと深い人間関係には進めません。ですから別れた後でも、その相手に対する秘密の保持は人間的なマナーでもあります。

 

⑤夫婦関係には大切な時間の投資が必要になります。相手を理解し、相手に自分を理解してもらう時間的な投資が求められます。そんな時間もかけないで「分かり合って当たり前」「言わなくても分かるはず」という一足飛びに関係を求める人は、子どものような甘えの感情が隠れています。「母子一体感」は幼児が母親に求める心理です。

 

 

⑥家族を持つということは、認めたくはないけれど、その大切な誰かを失った時には、大きな悲しみを受ける覚悟がともないます。幼い時に親を失った人や、転居して友と別れた経験。愛する人に裏切られたショックを通して「どれだけ心を鍛えたのか?」が学びになります。

 

 

 それらの悲しみを観たくない人は、ペットを可愛いがってもペットが病気になると捨ててしまう冷たい責任の取れない人です。それに恐怖を感じる人は誰とも親しくはなれません。

  

 このような事前の覚悟が、結婚する前に必要ではないでしょうか…

 カウンセラーとしての提言です。

 

 




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心理カウンセラー衛藤信之
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