白黒思考の怖さ…
ミイラ取りがミイラになる。ミイラを探しに砂漠に進入し、自分が遭難して亡くなってしまいミイラになってしまうことを本末転倒とか主客逆転と言ったりします。
今、統一教会がマスコミで話題になっています。僕は少し違和感を感じています。
心の世界の構造を知りたくて、僕は仏教やキリスト教、ユダヤ教、イスラムの経典などにも興味を広げ、幸福の科学の冊子や統一教会のビデオも全巻観ました。それは脱会カウンセリングをするためにも教義やシステムを知らなくてはならないからです。
誤解を恐れずに言うならば、どんな経典や書物や小冊子に至るまで、どんな教義であれ、それなりに「なるほどなぁ」と思えて心動く箇所が多々ありました。
どんな教えにも100%の悪はなく、100%の善もないのです。大切なことは「そこから何を得て、何を捨てるか」は自分自身の取捨選択する能力が問われます。言い換えるなら、すぐに人を信じるのではなく「自分自身で考える力を身につける」ことが大切です。一つ正しければ「すべてが正しい」わけでもなく、逆に問題点を見つけては「すべてが悪だ!」と単純化するのも、とても危険な思想だと僕は思えるのです。
戦争も同じ「あの国の国民はすべて悪だ!」の単純化がすることが、無慈悲な大量殺人へと大衆を向かわせます。ロシアとウクライナの戦争も、ワクチンの予防接種もしかり「正しいか」「間違いか」の対立は、社会を分断化してしまう時代の不安定さを感じます。
時代の流れを観察していると、似たような事象が同時に出現するのです。C.G . ユング博士は、それをシンクロニシティと呼びました。大衆の動きは、心の底流に流れる集合無意識が見え隠れします。いつも何か攻撃する対象を探しているような社会です。学生時代のイジメのように次は誰かがターゲット…
誰かの「絶対的正義」は、誰かを裁いて苦しめる危険性を内包しています。
君は「間違っている」と叫ぶ時、自分が逆にミイラになってはいないかを気をつけましょう。今の時代は不寛容な社会です。あまりに消毒すると雑菌の中で育つ有用微生物まで死滅させます。
「あなたは統一教会の踏み絵を踏めるのか💢」まるで隠れキリシタンを探す役人のようなマスコミと大衆が攻撃対象を探しています。
僕は信仰は信じたい人は信じればよいというスタンスです。
大事なことは何が社会的に法律的に罰せられ、何が社会的に法的に問題ではないのかを分けて考えないと、大衆心理は暴徒化し「その中で幸せを感じていた人たち」まで、しらみ潰しに炙り出し、集団リンチにならないように意識しなければなりません。
もっと穏やかな社会に…
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心理カウンセラー衛藤信之
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