現代人の「不安」の原因は…

   

 

 

 「2025年に何かある」と言われると、多くの人は深層心理にある漠然とした不安を刺激されます。では、その「漠然とした不安」とは何でしょうか?

 

 僕たち現代人は、毎日3食の食事にありつけ、冷暖房の効いた部屋に住み、世界中の情報を瞬時に手に入ります。移動には車や飛行機があり、マイクを使えば何千人もの人々にささやき声をホールに響かせることもできます。

 もし江戸時代の人に「僕は鳥のように空を飛び、どんな動物よりも速く走れ、雷鳴よりも遠くへ自分の声を届けられる」と言えば、狂人扱いされるでしょう。

 しかし誰もが今では、それを可能にする科学技術の世界に生きています。

 

 

 とはいえ、現実の人間は鳥とは違います。何十メートルも高いところから飛べば、よほど運が良くない限り死んでしまいます。人間は食べなければ餓死します。大阪から東京へ徒歩で移動するとなれば大冒険です。これが「リアルな世界」です。フロイトはこれを「現実原則」と呼びました。

 しかし、僕たちの科学技術は、この「現実原則」を忘れさせました。スイッチを押せば電灯はつき、蛇口をひねれば水が出る。世界の食材はスーパーに並び、僕は毎週、大阪と東京を行き来できる。

 科学技術が夢を叶えてくれたのです。

 

 

 でも、技術を使えても、家電の内部構造は知らないし、飛行機のコックピットにあるコンピューターの仕組みも分からない。それでも生活はできます。しかし、いざスイッチを押しても電気がつかない、車が動かないとなると、人はお手上げになり、急に不安を感じます。

 僕たちが安心していられるのは、この人工環境が確実に機能しているからです。しかし、もし都市機能がすべて崩壊したら? 生き残れるのは、農業・酪農・畜産・林業・漁業に従事する人たちです。しかし、流通網がストップすれば、世界人口は運の良い一握りを残して急減するでしょう。

 

 一方で、まったく不安を感じていなかったのは、昔の生活です。家のそばに畑があり、井戸から水をくみ、日の出とともに働き、日没とともに帰る。

 自給自足で生きる人たちは、「漠然とした不安」とは無縁でした。おそらく、昔のネイティブ・アメリカンなら、今の世界が崩れても生き残れるでしょう。

 

 

 現代人の漠然とした不安は、交通網が止まれば仕事を失い、水道・電気・ガスがどのように機能しているのかも知らず、文明という「人工環境」の中でしか生きられないのが原因です。

 だからこそ、常に不安がつきまとうのです。

 

 今、私たちが急がねばならないのは世界の平和です。今日の自国優先主義の世界観ではなく、世界秩序のために、すべての人々が叡智を結集させることです。

 

 

 

 それができないのであれば、僕たちは次世代に過酷な自然環境でも生き抜くサバイバル能力を身につけさせるしかありません。

 それは原始人の世界に逆行することを意味します。暴力と無秩序が渦巻く世界です。

 

 2025年に出来ることは、世界が平和であるように誰もが精一杯の努力をすることです。その縮図が、身近な人との人間関係だと僕は思っています。世界平和を声高に語るなら、あなたの身近な人との人間関係はどうですか?

 しっかり僕の教室で見直しませんか?

 あなたの心の世界がハッピーであることを僕は願っています。

  

 



 

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心理カウンセラー衛藤信之
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