最期に問われること…
あなたの混乱は、どうして起こるのか？
僕たちは自分がどのように生きる必要があるのか？
どのような生き方が正しいのか？
社会的に求められる姿が自分らしさなのか？
本当の自分らしさとは何なのか？
自分は何よって喜びがあり、何によってブチギレて怒るのかを知っていますか？
カウンセラーとして、たくさんの人たちと向き合うと、これらの疑問で多くの人が悩んでいます。
僕は二通りあると思っています。
一つは外側の支配です。
自分を取り巻く人間関係や環境をコントロールしようとする努力です。誰とお付き合いし、誰と家族を持つか、どこに勤め、勤めなくても自分が、何によって生計をたて生活していくのか、です。
当然、自分以外のものに幸せがかかっているのですから、自分ではコントロールできません。ですから心から安心や心の平安は、相手しだいで揺らぎます。それをコントロールするためには、お金と権力ポジションが必要になるかもしれませんね。
もう一つは内側のアップデートです。
子どもやパートナー、または自分以外のものに頼ることもなく、自分自身の個性が吸引力を持って、周囲を惹きつけ、日々孤独にならない生き方や、または孤独を恐れて周囲に気をつかい過ぎなくてもよい自分らしい生き方です。
僕がいう「パーソナリティの人格吸引力」とはそんなものです。
僕の教室に来る人は、最初のころは、自分以外のものや周囲の人をコントロールするため、例えば、お金や社会的な地位を求めて心理学を学ぼうとする人が多くいます。でも、やがてそれは間違いだったということに気づいていくのでとても面白いです。
なぜなら、お金がなくなれば相手にされない人もいっぱい見受けられるし、また地位や人気は落ちるものです。常にそれを恐れて生きている人もいっぱいいます。
でも内側を鍛えてきた人は、その人のもつ物腰や瞳の優しさ、発する言葉の的確さや、その人から醸し出されるオーラは、誰にも奪われることはありません。
誰かに「あの人ね…」と言われて、皆さんは周囲から「どんな評価をもらいそうですか？」
それが何よりもあなたの財産です。
人生を終わる時に問われるのが、あなた自身の持つ財産です。
僕ですか！目指していますよ。好かれる爺さんを。
「お姉さん、お姉さん、お姉さんの家にいるノブ爺ちゃん、我が家に来てくださらないかしら」
「それは困る。やっと妹の家から待って待ってウチに来てくれたのよ💦我が家でノブ爺ちゃんは居てほしいの。だって、いつもステキなお話をしてくれるし、子どものこともいつもサポートしてくれるから…」
こうはなりたくないですよね。
「お姉さんところで、爺ちゃん見てくれません？ 何を食べても美味しいと言わないし、いつも不機嫌だし、文句しか言わない。どこに連れて行っても不平が多くて人が来ても挨拶一つしないのよ、偉そうにしていて。困ったものよ。昔は成功してお金があったからかもしれないけど、いつも上から目線で好きにはなれないわ」
「お姉さん、私も無理です。あの爺ちゃんは子どもたちも嫌っています。妹の家に送りつけたらどうですか？お姉さん…」
あなたは、どちらを求めて日々を学んでいますか？
あくなき地位やお金持ちになる方法ですか？
その自分ではないものに頼って誰かをコントロールし、自分にではなく外側をコントロールする人生を選びますか？
それとも、そばに笑顔でいるだけでもホッとして安らげる人格形成へとアップデートしていくか。
あなたはどっちですか？
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心理カウンセラー衛藤信之
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