性懲りも無く…
2019/04/21
人は、なんのために生まれて、何をして生きるのか?
君は、なにが幸せ?
君は、なにをしている時に心がワクワクする?
それが、答えられないままに、人生を生きてていいの?
それが、わからないで終わる人生で満足かい?
それは、絶対にイヤだ!
たとえ、生きることに胸に痛みがともなっても。
夢を守るため、誰もが涙を流さないように。どんなに苦しみが多くても、君なら戦える。
そう、微笑みを絶やさないで、愛と勇気を持って、今を生きよう、今を生きている喜びを忘れないでいよう!
ヒーローは君さ。それを忘れないかぎり…
(アンパンマンのマーチ&アンパンマンたいそう)より抜粋・編集
生きることの大切さを歌った、やなせたかし さんが亡くなった。ギリギリまで、自分の天命(仕事)を全うしたそうだ。
顔がアンパンで作られているから、アンパンマンは、お腹が空いている人に、自分の体を切り取って与える。それが、残酷だからと批判があったそうだ。
でも、やなせさんは「人を助けるには、自らも痛みが伴う、自己犠牲が必要だ!」と語ったという。たしかに満たされ、安定した日々の中でなら、誰かに親切にすることは多くの人にもできます。
でも、自分が飢えて死にそうな時に、食べ物をゆずることは簡単ではないし、そこまで深刻でなくても、自分が苦しい時に、誰かに優しくできる人こそ、ヒーローなのかもしれません。
そして、誰の中にも、その勇気と愛はあるのだと、やなせたかしさんは、歌の中で訴える。
だから誰もがヒーローになれるのだ!そして、助けてもらうことを待つよりも、ヒーローは君さ!君にもなれるのだ!彼はくりかえし歌の中で応援している。
善か悪か、と分けて、悪を倒すよりも、悪があるから人は何かに気づいてゆく。また、その悪に憤りを感じるから、皆が助け合おうとする。
アンパンマンを見ていると、勧善懲悪ではないような気がする。だから、敵役の、ばいきんまんとドキンちゃんが、なぜだか、僕は心底憎めない。
まさに性懲りも無く毎回、同じような悪戯をして、アンパンマンにパンチをもらって、心の奥底にある空の彼方に飛ばされてゆく、そして、また性懲りも無く現れる。なぜか憎めない…
自分の弱さ、愚かさを見るようで。そう、心の中でいつも性懲りも無く、それが、繰り返される。
また、やなせたかしさんは、くじけそうになったら、いいことだけ、いいことだけ、思い出せ、大事なものを忘れて、べそかきになったら、好きな人と、好きな人と手をつなげ、その好きな人が見つからない時には、自分と手をつなげ、自分を責めちゃいけない。ヒーローは君さ!君の中にある。信じることさ!君は優しいヒーローさ!
(アンパンマンたいそうより抜粋・編集)
そう、今日も繰り返そう、性懲りも無く、自分の中にあるドタバタ劇を…
でも、それが生きるってことだよって、君は飛べるよ、どこまでも…