大人は全力で楽しめ!!
2024/04/02
今日はある学校で講演会があった…子どもを虐待死させる親もいれば、休みでも学校の体育館に足を運ぶ親たちの多くは子育てに真剣なのだと思う。
ただ大人になって自分を振り返っても、社会人になって学んだことや気づいたことが多い。そこまで親は教育に関して全責任を背負う必要はない。子どもの健康と「親が一生懸命に生きている」その後ろ姿で十分だと思っています。
僕の父親は遊んでいたし、家にはまともには帰宅しない。家庭環境でいえば決して自慢できる親ではなかった。ただ、彼は「大人」を楽しんでいた。
だから、僕は早く大人になって一人暮らしがしたかった。いつも親の顔色を見る子どもだったから自由が欲しかった。早く「大人になりたい」と思っていたのは親が羨ましく思えたからなのだと思う。この“羨望”は大切なのです。
S・フロイトのコンプレックス理論は、親に勝てない羨望や嫉妬を、子どもは、その親の力を自分の内側に取り入れることでコンプレックスの解消を図ろうとする。だから「親に勝てない。悔しい」という思いは成長期には大切なのです。誰かを真似をする(モデリング)の背景に憧れと、その人に対する嫉妬が隠されています。
だから、羨望の反対の嫉妬からくる攻撃性が上回ると、その親よりも力を持った時に、今度は親や師に対して攻撃に転じたり、スター殺傷事件が起こるのは過去に大ファンであった犯人であることが多くあります。愛憎とはよく言ったものです。話はそれましたが、親が楽しんでいることは大切です。
多くの親たちに出会って来て、そんな子どもたちと向き合い過ぎて「疲れている親」が多い。なぜか? それは親が子どもにすぐに結果を求めるからです。
教育は「待つ」ことだと思います。雪は地面に触れた瞬間に溶けていきます。でも、その溶けた雪の力で地面が冷やされ、やがて地面がいい具合に冷えると雪は一挙に重なり合い、周りを銀世界に変えてしまいます。
何が言いたいか。子どもの教育もこれと同じなのです。親の後ろ姿を日夜見ています。語ったことをなんとなく子どもは聞いています。そして、それは大人になり、人を指導するようになる頃に気づくのです。「自分もこうだった」そして「これは大切なことを教えてもらっていた」と…
大切なことは親が人生を楽しむこと、上司がイキイキ仕事をすること。
子どものせいで親は「楽しめなかった」と聞かされる子どもは本当に不幸です。自分の幸せは誰かの不幸で成り立っていたと聞かされて、子どもは幸せになると思いますか?そのように恨みがましく親に言われて、親に対して「幸せになって欲しかった」と叫んだ子どもたちをたくさん見てきました。自分の不幸で子どもを責めないで欲しいのです。
「大人になりたくない」という子どもたちの周りにはイキイキする大人がいないのです。子どもを幸せにしたければ、まずは親が全力で幸せになる努力をすべきです。僕は親が立派でなくて良かったと心から思えます。それは父からは「人生は楽しいのだ」と後ろ姿で教えられていたから…
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心理カウンセラー衛藤信之
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