優しい笑顔に未来の世界が…

      2019/04/21

 トランスパーソナル心理学では、僕たちは意識できる顕在意識の下には、目に見えない無意識があり、その意識できない潜在意識では、C・ユング博士などは、その無意識の奥底で、全ての人々は心の深いところで連なっていると言っています。

 だから、思った時に、思っていた人から連絡が入ったり、忘れていた人のことを思い出した瞬間に、その人が前の道から歩いて来るような偶然に出会うことがあります。

 ユングは、遠く離れている世界の人々の中に人類創生の神話が似通っているのも、その無意識の連なりによって起こるというのです。

 昨年は震災という悲劇もあり「絆」が話題になりました。

 社会的な意識や立場の世界では、国と国、人と人とは敵対したりしますが、無意識の心の世界では、国や宗教観が違っても、感動や美意識、人の悲しみに対する同情などは、分かり合える瞬間があります。

 それは歌であったり、芸術であったりと言葉ではない世界であったりします。

 でもね、僕は講座という言葉の存在する世界でも、教室や巨大ホールが一つになる瞬間がとても大好きです。

 でも、それは言葉を使っていても言葉を超えた世界なのかもしれません。

 悲しい話、感動する話、あることに気づいた瞬間の話、誰にでも、いつかどこかで感じたことがあるから聴いている人々に共鳴現象が起こりうる。

 最初は、腕組みして聴いていた人も、苦虫を噛み潰したような顔をしていた人も、子供のような穏やかな笑顔になる瞬間!

 それが僕は、たまらなく好きなのだ。

 それは、きっと世界も、「いつか分かり合えるのだ‼ 」と思えるから、僕は今日も語り続ける…

 そこには、いろいろな緊張感や抵抗感の後に、なんとも言えない平和の時間が流れだす。

 講座後、講演会後にラブラブほんわかムードで、帰る仲間の姿に夜の街、未来のあるべき世界が見えるような気がする…

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