今日で最後の日だったら・・・

      2019/04/21

 関西地区の地震に見舞われた人に、お見舞い申し上げます。

 

 もちろん、関西地区にお知り合いがいらっしゃる人も、ご心配されたことと思います。そして、地震で亡くなられた人達のご冥福を祈りたいと思います。

 


 アメリカで9.11の時に、僕はアリゾナ州にいました。そして、東日本大震災の時には、名古屋で大きな揺れを感じました。阪神淡路大震災の時には大阪でした。

 僕の生きている時代の記憶だけでも、自分自身の実体験で、災害の脅威をリアルに感じることがありました。幼い子ども達は、なおさらの事、恐い思いをしたかもしれません。 周囲の大人達は、いっぱい抱きしめてあげて下さい。もちろん、あなた自身もセルフラブで抱きしめてあげて下さい。

 心理学の講座で受講生に「『あなたの人生が後3日しかなかったら』を考えて遺書を書くつもりで何をしたいか?誰に何を告げたいか?を書きなさい❗」と指導することがあります。

 

 

 誰も、将来の夢の実現とか、子どもの進学の成功とか、家を建てるとか、昇進とか、いわゆる成功セミナーなどで、目指すような事は誰も書かないし、そんな発表もありません。

 穴から出て、7日で土に還る運命にある、夏のセミなら、恋を躊躇するのだろうか?

 

 
 新しい世界に羽ばたくことを、ためらうのだろうか?
 
 
 言いたいことを叫ばないで沈黙をしたまま、頭をうなだれるのか?
 

 その時に僕は「皆さんは3日や7日しかなければ、やりたいと思うこと、言いたい思いを、どうして一生というタイムスケールになると、今すぐ皆さんは、やらないのですか?いや、一生でも、やらないで終わるのですか? 」と…
 
 教室はすごい反省モードで、シーンと静まりかえります。
 
 今日のように、不安な出来事に、僕たちはどんな意味を見いだすのか?

 こんな日だからこそ、何かの学びに変えたいと、あがく僕がいます。 

 いつも「今日で最後」と思って生きている僕です。
 
 陸地プレートのヒズミを、元に正そうとする大地の揺さぶりが、地震の本質ならば。
 僕自身に「さらに油断するなよ、そこの君!!」と、地震が気づかせてくれたような気がしています。 
 
 ただ、ただ、不安の中に生きないで、今の present day. を味わって生きなきゃね。
 
 今日、亡くなった人達の、生きてみたかった明日を…
 

 

 

 

 

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