人生の福笑い。
2019/04/21
人の顔の輪かくに、目や口または鼻のパーツを、目隠しした人に周囲から、あれやこれや指示をもらいながら、顔のパーツを並べるという遊び。
僕の子供の頃は、子供雑誌の付録にアニメのキャラクターの福笑いが付いていた記憶がある。その遊びに夢中になった思い出はないが(一人では何も面白くはない遊び)でも、顔のパーツは少しズレるだけで、顔はぜんぜん違う表情になります。
電車に乗っていても、どうしてこの人はニッコリもしないで、眉間をしかめているのだろう。
どうして、キレイな顔をしているのに、なぜ、この人の口の口角は上がっていないのだろう。
もちろん、僕は美容家ではないので詳しくはわかりません。
でも、なぜか楽しさや、優しさが瞳や顔全体に出ている人がいます。
その笑顔を見ているだけで「人生は楽しいに違いない」と思えて、それを信じられそうな雰囲気をかもし出す人びと••••
僕は、そういう人びとの顔を「ドラマのある顔」と呼んでいます。
ドラマのある顔とは。
その人の出会ったであろうステキな出会いが顔に現れる。もちろん、出会いが悪かったと言う人もいるでしょう。
でも、人は誰でもステキな人ばかりと出会うわけではない。困った人にも出会うし、意地悪な人から苦しめられることも過去にあったはず。
でも、それでも、それをプラスに変えて輝いている人は、その人の人生観が顔ににじみ出ます。
それは、卑屈な顔や、誰かの悪口を言ってきた人ではないことが顔が物語る。
そして、それは年齢を重ねるごとに鮮明になる。いい意味でも悪い意味でも••••
アメリカ大統領リンカーンは「40歳を過ぎたら顔に責任を持て」と言ったそうです。
人生がうまく行かないことを、自分の運の悪さのせいにできるのも若い時だけで、ある程度の年齢からは「自分が人生を作るのだ」という戒めなのでしょう。
だから、自分の笑顔も、卑屈な顔も、自分の表情は自分の責任です。
笑える事がないから、笑えないのではなく、どんな時にも笑うのは、自分の選択なのです。
人生の福笑い。
あなたは自分では見えない顔に「自分は、どんな表情で過ごすか」というゲームに参加しているのです。
ステキな、ドラマのある顔を••••
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