世界を変えたければ、目の前の小さな一歩から。

   

 野生の動物は幼い頃に兄弟同士で噛み合いをして狩りの練習をします。

 人間も幼い頃の遊びは、すべて隠れた予行演習と言われています。
 たとえば、隠れん坊という遊びは世界中に存在します。

 それは、年老いた時に周囲から仲間が消えて逝く、淋しさに耐える練習をしているとか、男の子が隠れ家を作るのは、将来、家族を守るための予行演習だとも言われています。

 確かに、ママゴトは大人の予行演習に違いないようです。

 僕も例にもれず、幼い頃に隠れ家を仲間と作り、それぞれが家からお菓子やマンガを持ち込んだりしたものです。基地に日常の物が揃うと生活の居心地がよくなりました。

 人は快適な生活用品に囲まれていると心が安定します。それは自己保存本能があるからです。昔などは正月の前に沢山の買い物をするのは、熊が冬眠する前の動物的な習性なのです。だから、冷蔵庫に物がたくさんあると安心するのは動物的な習性にほかならないのです。

 今回のマスクやトイレットペーパーが品薄になるのも動物本能の名残りともいえます。我が家の生活を安定させたいという母性なり父性が根底に隠れているのでしょう。

 それも「自分の家をただ守りたい」という本能です。もちろん、買い占めたものをネットで転売して儲けたいと思っている人は論外です。

 台湾の政府が出した注意喚起のキャッチコピーがユニークでした。「誰でもお尻の穴は一つです!」政府が出す注意喚起とは思えないくらい洒落が効いています。

 爆買いする人も、それを批判する人も、それぞれに家族がいます。

 大切なのは「我が家」のスケールをグローバルにするべきなのです。自分の家は隣の家も、日本中の家のことを考えるグローバル家族です。意識や思考の視野が拡がると世界が自分の家族になる。マスクやトイレットペーパーは「一つだけ買えばよい」となるのです。そう、お隣や周囲の人々のことを考えて…

 できれば日本だけではなく世界中が、グローバルな家族意識を持ち、隣人の国のことを考える時代が来れば、この地球からは戦争も貧困もなくなってしまうだろうにと、空っぽになったトイレットペーパーの商品棚をニュースで見て「その道のりは遠いだろうなぁ」と感じていました。でも、あきらめたくないよね。

 世界を変えたければ、小さいところから始めなくては!

     

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