フラットな時代
2024/09/29
フラット(平均的)な時代。
エネルギーは大きな落差によって起こります。上から下に落ちる落差が大きいほど水は力を持ちます。それはジェットコースターも同じ原理です。
日本経済は長年低迷していることは誰もが知っている事実です。
それだけに社会がフラットで、文化もフラットを大衆が望みます。
今の若者は目立つことを嫌がります。会社では社長になりたくないのです。なぜなら、目立つと攻撃の対象になることを恐れるからです。目立つ者には攻撃的な社会だからです。
芸能人でも一度失敗したら前線に戻るのは簡単ではありません。
それはコンプライアンスなどで、どんどん締め付けが強くなっているからです。
働きたくても就業時間制限されているので仕事は山積み。時間は制限されて働けないのに人手不足。だから仕事量は増えて終わりが見えない時代。誰もが働く努力は以前よりもしているのに、日本経済が地盤沈下しているので給料が少しくらい上がっても、物価全体の上昇率が高過ぎて、誰もが生活の豊かさを感じない時代です。
働いていている気苦労は120%以上誰もがしているのに、生活は豊かになっていません。
それが日本の現状です。
アメリカでは日本のラーメンが3000円で売られています。でも、彼ら現地の人には安い食べ物です。それだけ収入格差が生まれています。日本は安い国になってしまっています。
日本に来るツーリストには、少しの費用でたくさんの買い物ができる国です。逆に日本から海外に行くと、すべてが高く感じるはずです。
日本の地盤沈下は止まりません。
ただ誰もが責任を取りたくないのです。その証拠に新幹線や飛行機も、台風の情報で安全を考えてすぐに止まる時代です。運輸事故が起こるたびに安全が確保され運搬業も時間制限が強くなり、運転手の収入が下がりドライバー不足です。
上手くいかない時代には、すべてが守りに入るのが社会心理です。
高度経済成長の昭和の時代は、国民が熱く何かにチャレンジしていました。失敗もエネルギーに変えていた。
兵庫県知事のパワハラ問題にしても、全員一致で不信任案が可決しました。「あれだけ世間からパワハラで叩かれて頭を打ったのだから気持ちを入れ替えて、県のために頑張るのではないか?」は一人もいないことになります。自殺者が出ていることや謝罪がないことなどもあり世論の心情はよく理解できます。
でも全員一致なのか…「これがフラットな日本だな」と僕は思って見ていました。もちろん、僕は彼を擁護したいのではなく日本のフラットなムードを語っています。
電通の女性スタッフの自殺から世論はコンプライアンスを叫ぶようになりました。死者に鞭を打ちたくはないけれど、自殺ですべてが動くのは心理カウンセラーとしては心配でなりません。それらが今回も一度も議論に上らなかった。
それも右にならえのフラットな社会が加速している証拠なのだと思う。
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心理カウンセラー衛藤信之
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