トゲを抱えて生きる。

      2019/04/21

 ついに身体が反乱をしました。

 日頃のハードさと、筋トレのわりにはストレッチなどのスローダウンが足らなかったことが災いして、腰くんが反抗期に入りました。

 もちろん、腰くんの気持ちはよく分かる、博多→大阪→名古屋→東京と毎週重いキャリーバックを引きながら移動と、長時間にわたる講座。

 ヒプノセラピーなどでは、催眠誘導で暗示によりカチカチになった人を抱えたり、支えたり……

 また、自宅でもホテルでも、眠たくとも自分にかせた日課になっているストイックなまでのハードな筋トレ。

 やはり腰は月(つき)辺に要(かなめ)と書くように。人体の重要な、かなめなのです。

 いつも、当たり前すぎて気づかない大切な存在を、太陽に対して(月)と表現されます。そうなのです、腰はとても意識しないけれども大切な存在(月)の要(かなめ)だったのです。静かに僕を支える…

 でも、この痛みのトゲは時として、人の優しさを僕に教えてくれたり、自分の限界を学ぶ機会になります。

 ひすいこたろう流に言えば音譜「ピンチ ピンチ、チャンス チャンス、ランランラン」音譜なのです。

 今回は、二日も僕の担当をピンチヒッターで、メンタルの講師仲間が支えてくれました。

 「持つべき存在は、仲間だ!」と再認識しました。

 講師仲間たちは「日頃担当しないクラスを担当して勉強&気づき、になりました」と講座に穴をあけて落ち込んでいる僕に、ホローと、ねぎらいから、そのように伝えてくれました。

 涙、涙しょぼんです。

 聖者パウロは,自分の肉体からトゲを取り除いてくださるよう三度も神に願ったそうです。

 パウロの懇願に対して、神は「わたしの愛は十分にあなたに働いている、神の愛は弱さの中にこそ、まっとうされる」と…

 それは「そうなのかも知れない」と以前から思っていた。

 悲しみを知っている人は、悲しみを抱えた人を「弱さだ、意識が低いのだ」と単純にかたずけて責めない。

 自分の痛みを知っている人は、他人の痛みにも、寛大な心で接する。

 影を持っている人は、どこまでも謙虚に他者に対して振舞える。

 老いの心理学のピアジェは「理想的な老いは、カラダの痛みや、体力の衰えに対してのみに心を奪われないで、その老いのプロセスの中で、自分が「今」できる最大限の努力を忘れない集団だと語った。

 一方で「痛み」や「思うようにならない身体」のみに、心奪われて、ため息と不平不満の毎日を過ごす老いの集団もいます。

 人は余裕がなくなると、その人の本来の姿が明るみに出ます。なぜなら、痛みがあると、何もかも憂うつになるし、モノを取るにしても、痛みから慎重さがなくなり、強引に引っ張り過ぎて雪崩のように目的のモノ以外のモノ集団が落ちてくることがあります。

 ですから、痛みを持ちながら生きるのは、それだけでも普通の人よりもガンバっている時期なのです。

 失恋の時も、鳴かず飛ばずの冴えない日々も…

 僕は強く思う「生きているだけで強い」のです。

 痛み(トゲ)と共に生きることは、その人を強めるのだと思った。

 静かに痛みをともなっていた、この数ヶ月は、それを感じさせないように笑顔で過ごすことを心がけました。

 でも、歩けなくなるほどの今回の痛みになると、これは身体くんからの完全な警告、強制終了です。

 講座に穴を空けた二日間は、色んなことを学びました。

 でも、カウンセリングの現場では、仲間が待っています。そして、まだ出会うべき人たちがいます。

 休んでいるわけにはいかないのです。

 そうなのです。

 僕には痛みをおしてでも、やりたい仕事、そうラブラブ心理カウンセラーと言う役割をいただいているのです。

 そうなのですひらめき電球やりたく無い仕事に就いても、ガンバっている人びとが、この世界にはたくさんいます。そのような努力の人のほうが多いでしょう。

 だから、感謝です。

 僕は子供の時から憧れていた心理カウンセラーの仕事を「今」しているのですクラッカー

 神の愛は、僕には充分すぎるプレゼントでした。

 僕はこれからも、いろんなトゲを持ちながら、生きることの訓練が必要なようです。「神の愛は弱さの中でのみ引き出される」のかもしれないと「今」強く感じています。柔道

 寒さの中でこそ、人の暖かさに出会うように…
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 《追記:丸山先生に話したこと》

 「ず~っと痛みが何週間にわたって取れないのは、女性の生理みたい」

 僕は思ったんだ「生理の時にはイライラするのは、生理の生理的作用ではなく、痛みのせいで、その人の本来の、こころの地金が出てくるだけなのかもしれない」「強引にモノを引っ張たり」「思うようにならない苛立ちを、誰かにぶっけたり」「痛みから過剰にワガママになったり」と…

 人間は、痛む時、悲しみの時には、余裕が無くなる。その状況下で出て来るのが「本来の姿」かもしれません。

 結論は「生理の時にはワタシ、イライラするの」と言う女性には気をつけろ‼

 丸山弥生 先生は静かに、とっても静かに、その僕の発見を聞いてくれました。あの静けさは、僕に対する優しさなのか、何なのだろうメラメラ???

 カチンときた女性の読者諸君ゴメンなさい。はははは(笑)で(ゴマかす)腰の痛みからの撹乱。それゆえのたわ言ですから…あせる

 でも、僕の苦しい時にサポートしてくれるメンタルの女性たちは、誰もが「優しかった」です。もちろん、男性も当然に…ドキドキ

 今日は東京に絶対に向かいます。

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 弱い時にこそ、僕が「どう振る舞えるか」を、自分自身で確認するために柔道






日本メンタルヘルス協会:衛藤信之のつぶやき











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