あたりまえの素晴らしさ。
2019/04/21
今日の講演会で完全にノドが枯れました。神戸の講演会の会場/西山記念会館のホールは円形型のすり鉢のような形状。阪神淡路大震災でもビクともしなかった会館だそうです。
ただ、ステージへの返り音が悪く、自分の声を確認するように声をしぼりだすような講演会になりました。終始、森進一さんの10倍枯れた状態です。
きっと、聞き苦しかっただろうにと申し訳ない気持ちでステージを降りました。こういう時に最後にホールに響く拍手は、僕自身が参加者に申し訳ない気持ちで一杯になります。バックステージでは、次のプログラムのステージを飾る歌手の方達。その二人にも握手を求められましたが、「楽しんでください」と言うのが精一杯でした。
大阪に戻り、梅田の声帯専門外来の病院に行き、医師から早く治したいのなら「しゃべらない」声を出しながら治療は無理とのこと。「マラソンしながら骨を治すことが可能ですか?」と説得され、このあとも7時から3時間近く話すんですけどと言うと「言語道断」ですと、ドクターストップ!
なんと、まだ今日の講座を講師トレーニングしただけの神野ちゃんにスイッチをお願いしました。彼女は二つ返事で「やってみます!」僕のノドを気にして不安を抑えて
大阪のスタッフの機転でSkypeの映像と音で、講座の様子を自宅から見ることができました。彼女の初めての登壇を、生徒さんと一緒に受講しました。
結果は「素晴らしい!!」もちろん、講座もさることながら、生徒さんも今日から参加なのに、一緒に大笑いし、真剣に考え、ディスカッションして、ワークにも積極的に参加している。感動して涙が出ました。
いつもは当たり前に思っていた声帯と自分の声。
今は、声を失って、仲間と声の素晴らしさを知りました。みんなに感謝です。ありがとう。