雨の季節に想うこと…

      2023/08/21

 今週から6月に入ります。

 雨の季節です。昔のフォークソングに『雨の物語』という歌があります。この歌を聞くと亡くなった継母のことを思い出します。

 歌詞はこう『化粧する君の その背中がとても小さく見えて 仕方ないから 僕は まだ君を愛しているんだろう…そんなことを ふと思いながら 物語の終わりに こんな雨の日 似合いすぎている…』

 『誰もが物語その1ページには 胸はずませて入ってゆく 僕の部屋のドアに書かれていたはずさ とても悲しい物語だと 窓の外は雨 雨が降っている いく筋もの雨が 君の心の曇ガラスに…物語の終わりに こんな雨の日似合いすぎている』

 伊勢正三の書いたこの歌詞と物悲しい曲とが相まって僕の脳裏に残っている。

 母が死の扉に向かった日…母が化粧する背中を僕は不思議なくらい憶えています。とても美しく悲しい人だったから。

 その継母の背中に僕は何を感じたのだろう…

 愛する父の子供達に出会うためにするスタートの化粧と…人生の最後にする化粧との運命のギャップに戸惑っていたのかもしれません。

 だからいまだに女性が化粧する背中は、愛おしくもあり物悲しさも感じてしまいます。
 中島みゆきの歌の『化粧』という歌詞に

 『化粧なんて どうでもいいと思ってきたけれど、せめて今夜だけでも キレイになりたい 今夜 私は あんたに逢いにゆくから 最後の最後に逢いにゆくから』

 『今夜 死んでもいいから キレイになりたい こんなことなら アイツを捨てなきゃよかったと 最後の最後に あんたに思われたい 流れるな涙 心で止まれ 流れるな涙 さよならするまで…』

 僕は女性の化粧には ある種の覚悟を感じとるのです。まるで戦闘態勢のようでいて神聖な儀式のような…

 調べてみると「化粧」の起源は、神前の儀式や戦闘などの際に顔や身体に施した装飾に始まるそうです。だから、その一日の覚悟を感じます。願わくば誰もがワクワクな気持ちで化粧ができる日々であって欲しい。

 最後になりましたが、カウンセリングでも「自分がいなくなったら、家族や知人が一時的に悲しむかもしれないけど、すぐに立ち直る」と信じている人もいます。でも、実際には、僕のように大切な誰かを自ら命を絶つことで失うと、「なぜ、助けられなかった」「隠れたメッセージに気づけなかった」と、かなりの長きに渡って影響があります。
 もしあなたが消えてしまいたくなったら、心にもフル武装の化粧をして違う自分になってほしい。そして、化粧をぬぐい落とすように、雨がすべてを流れ去ってくれるように、過去の化粧は一度、リムーブして新たな自分になることを願います。

 多くの女性が昨日を乗り越えて、今日も笑顔で化粧できる日々がズーッと続きますように…もちろん、男性もね。

 どうしても、つらい時には僕に会いに来て下さい。心の化粧を僕が教えるから…


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心理カウンセラー衛藤信之
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