プロセスの先にあるもの

      2022/10/08

「自分が意識していることに注意せよ!」とアメリカの心理学者の言葉である。
 
 誰かに言われた言葉がずーっと心に残るとする。それは誰かに言われた言葉を絡め取っているのは自分だということに気づくことです。忘れたくても流せないのは、自分が一番気になってしまっている自分に気づけるヒントでもあります。
 ある青年が資格取得に5年間努力をしている。今では一日8〜10時間かけています。模擬試験の結果は良いのに本番では結果がでない。ある紹介してもらった講師に「負け癖がついているじゃないのか」と言われたことが彼の脳裏から離れない。
 その青年に「負け癖って何ですか?」とLINEで僕は質問された。負け癖に対しての処方箋は、合格すれば「絶対絶命からの勝ち癖がついた!」となるから心配はいらない。問題は自分が「落ちるんではないか?落ちるんではないか?」と意識すれば「心理的な予言」に向かって心も身体も動きだしてしまう。「眠ろう!」「眠ろう!」と思うことは、裏がえせば「眠れないのではないか。どうしよう💦どうしよう💦」と焦ってしまう。 これでは眠れない自分と戦っているので、メラトニンという睡眠に必要なホルモンは、その緊張感のために出てこなくなる。それが「自分が意識していることに注意せよ」です。自然は逆らわず。   雨は空から下に落ちるのが自然の摂理。雨に空に戻そうとする努力に等しくムダな努力です。


 人は眠れなくても死ぬことはありません。不眠で死んだ人は歴史上いません。
 僕が気になるのは、その苦行のような5年間と勉強のための時間数です。
 「ムキになる」というのは不安の裏返しでもあるからです。言われた言葉を意識し過ぎたり、相手の言葉にムキになるのも相手に絡み取られている証拠でもあるのです。それも不安を意識させる言葉、そう「負け癖」です。マイナスな自己暗示です。
 彼のように試験でも、恋愛でも、結婚でも、子どもを持ちたいでも、これらに努力するタイプの人は間違った努力をしているケースが多いです。もちろん、有名になる、成功するも同じこと…
 それは、それが叶わなかったら「どうしよう!どうしよう!」と身体は緊張し、心は硬直して楽しくないからです。それらは苦行になってしまいます。
 そんな時には僕は出口を大切にします。結婚でも、子どもを持つでも、合格でもいいのです。それはプロセスであって「目的ではない!」と思います。以前にYouTubeでも触れましたが、カーブは道の抜ける時に出口を見ようとしないと、へアピンカーブに車は体当たりします。


 結婚の先に「何を求めているのか?」資格取得の先に「どんな自分が想像できるのか?ワクワクする生活が待っているのか?」これが浮かべば、勉強も苦行にはなりません。でも、結婚が目的だと思って結婚というプロセスを目的だと思っている人は、その先に結婚生活の破局が待っています。
 そうです。カーブだけに気を取られた人です。出口はそこじゃない。その出口の先には長い道が続いている。その道の先の目的を意識していことが大切です。
 僕が何かの目的のために努力をする時には「夢を見ています」その先の世界を…僕はその資格取得を目指す青年に8〜10時間の勉強の中で、わずか5分でいいから、その先のワクワクする世界を具体的に意識してごらん。取得した時に、得られることの喜び、感動、ドラマ、未来の世界が描けないと到達しても虚しくなり、燃え尽き症候群になってしまうからと…
負け癖なんて何?そんな言葉に注意を向けないこと…
 皆さんは、その先の世界を感じることができますか?


 インド哲学にヨガ四則がある。


 I imagined it. (私は想像した)
 I thought so.(私は考えた)
 I believed so it.(私はそれを信じた)
 I lived in there(私はその中にいた)




▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
心理カウンセラー衛藤信之
公式LINEアカウントができました!

お友だち追加よろしくお願いします。
https://ws.formzu.net/sfgen/S66282504/
今なら4日間の集中講座プレゼント中
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲画像画像

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は image.png です




 - ブログ

>