一日を輝かせる3つの方法
秋を好きだなぁと感じる瞬間もあれば、秋をなんだか物悲しく感じる時もあるでしょう。
人が素晴らしいと思う瞬間もあれば、人が醜く思える瞬間もあり、人生に感動したり、人生に大きくため息つく時も人にはあるのです。
人生は紅葉の葉のように、色んな色彩を見せてくれます。決して一つの色で表現されない色どりを人生は見せてくれます。輝いて生きるためのヒントを3つ紹介します。
(1) 曇り空の上は、いつも晴れています。
飛行機に乗ると気づきます。雲の上は、いつも空は晴天、夜には満天の星に満ちています。人生もそうなのです。日々追われた子育ても子供が成人して巣立てば懐かしくなるし、退職してみると職場でのハプニングも懐かしい思い出に変わるものです。青春の苦しみも老いて人生を振り返ると甘酸っぱく感じるものかもしれません。ご主人のイビキがうるさいと感じていた奥さまが、ご主人を亡くされて「あのイビキが懐かしい」と語って寂しがっていました。
チャールズ・チャップリンは言いました。人生はショートで観ると悲劇なこともあるが、ロングで観れば喜劇だと。だったら、この苦しみ、悲しみもきっと思い出になる。ならば今をしっかり味わって、苦しみも味わってみようと…
(2) 人生には永遠に離れない仲間がいます。
一人で生きていても、誰かと一緒に生きていても、とてつもなく孤独に心引き裂かれそうになる瞬間が誰にもあります。家族が寝静まって、恋人と別かれて、仲間の成功がうらやましく思えて、その時に大切なことは、あなたには沢山の応援団がいることに気づくことです。それは60兆個の「あなた」という身体の細胞です。そっと今、手を観て下さい。その中にも何兆個という細胞が、今日のあなたの一生懸命を応援してくれていました。あなたの両脚も、あなたを遠くまでいつも運んでくれています。孤独な夜も、60兆個の仲間たちがその孤独と眠れない夜につき合ってくれていますね。だから、淋しい時には自分をそっと抱きしめて温もりを感じてみて下さい。60兆個のあなたの仲間の細胞の優しさ温もりが伝わってくるはずですから。あなたは決して一人ではありません。
(3)ステキな波紋を起こそう
自分の人生には意味がない、自分なんて価値がないと思うなら、誰かのために一日一つでもゴミを拾おう。外国の観光客に笑顔を向けてみよう。少なくとも日本人は感じが良いと感じてもらえるなら、これもしっかりとした国際外交です。もし、違う言葉で話しかけられたらどうしよう、英語が苦手と思うなら「ごめんなさい、日本語しか話せません(I'm sorry, I can speak only Japanese.)」「でも、日本に来てくれてありがとう(But thank you for coming to Japan.)」だけでも良いのです。
苦手なあの人に会釈をしよう。「無視されたら」って?でも、そんな冷たい誰かに対しても、あなたは挨拶が出来ただけでも勝利者です。相手の反応なんかに影響されるなら、あなたは敗北者です。もしかすると昨日無視したその人が、今日は会釈をしてくれたら、あなたは人生に波紋を起こしたのです。それが人生の勝利者です。
カオス理論の一つに、バタフライ効果というものがあります。ある国で蝶々が羽ばたくと、違う国の気候に影響を与えることも起こりうるという理論です。ならば、誰かの小さな優しさが、ある国の紛争を終わらせるかもしれません。
秋の一日を輝いて生きて下さい!