「平凡」という荒波⁈
2019/04/21
今年はスタッフの結婚ラッシュです。
ステキな瞬間が続きます!
自分自身の時もそうだったけど、準備する二人も、それを応援するメンバーも、産みの苦しみと同じで、その華やかな瞬間に照準を合わせ、苦労して準備するからこそ、その瞬間の感動はひとしおです。
自分自身の時もそうだったけど、準備する二人も、それを応援するメンバーも、産みの苦しみと同じで、その華やかな瞬間に照準を合わせ、苦労して準備するからこそ、その瞬間の感動はひとしおです。
僕の愛する仲間だからこそ大切にして欲しいことがあります。それは、サプライズなプロポーズよりも、趣向をこらした結婚式よりも難しいこと、それは日常生活を心を込めて生きることです。
今ほど、人に見られることを意識する時代はありません。美味しいものを食べると写真を撮り、ステキな時間をブログやフェイスブックに投稿し、見てもらう時代です。
でも、平凡な日常をしっかり噛みしめながら生きることこそ尊いものです。結婚で大切なことは、火花のような瞬発力ではなく、持続力なのです。
「結婚」とは、安全な航路が、未だに、発見出来ない荒海であると、ハイネは言いました。
そうなのです。誰もがこうすれば結婚が成功するという解説本があって、指南書通りに過ごしたとしても、悲しい結末を迎えることがあります。誰もが「この人だ!」と思って、結婚という航海に出る。
しかし、現代の離婚率からみても、荒海であることには間違いない。
だから、結婚前にサプライズなこと、興奮することが続くと、結婚後の生活も、こんなアドレナリン系の日々が続くのだと夢見て、結婚という航海をスタートさせると、二人の航路は「単調」という大波で難破してしまいかねません。
記念日、出産、家族旅行、贅沢なディナーはステキな事だし、刺激になることは間違いありません。
でも、大切なことは、日常の質素な食事中の会話であったり、リビングの何気ない風景であったり、眠った誰かに毛布をかけたり、寒くないように部屋を暖めたり、誰かの為にトイレのペーパーを換えることを、思いを込めてすることなのです。