ステキな出会い!
2019/04/21
大阪のホテル・ニュー・オータニで開かれる、東京、名古屋、大阪、博多の研究コース生400名の合同の卒業式です。
このためにメンタルのスタッフは、ここ一ヶ月は式の準備で大忙しでした。本当に、本当に、ご苦労様です。
僕自身は、今日、東京から来てくれた雑誌ananの取材(モデルとしてではなく、カウンセラーとして^_^;)が、天王寺の写真スタジオであり、その後、夜の講座のために名古屋に向かいました。
その時に、明日の修了式を最後に、日本メンタルヘルス協会を退職する仲間のためのプレゼントを思案していたのです。その時、閃光のように思い出したのが一枚のハガキ。
そう、オフィスに届いた一枚のハガキのことを思い出しました。
僕の好きな内田新哉さんの作品展です。
2月21日(木)~3月17日(日)名古屋のトヨタホームのショールームだと思い出し、取材後に、名古屋に向かうので「もしかして、ショールームには、一週間前なら内田さんの作品が届いているかも!」と思いたち。
メンタルのスタッフの鈴木のほうから「絵はそちらに、すでに在庫しているか」の主旨の問い合わせの電話をしてもらいました。
名古屋駅に着いた時、鈴木から電話があり「ショールームには在庫はないのですが、丁度、作家の内田さんが打ち合わせで、トヨタホームのショールームに来ていて、電話で話すことが出来ました!」「え~!」と僕。
で、「衛藤先生が、一年前に銀座の松坂屋で開かれたサイン会に来てくれたことを憶えておられて『インディアン・カウンセラーの衛藤先生ですよね。憶えていますよ。もしよければ、僕の絵を扱っている画廊に、僕の車で一緒に行きましょうか?』と親切に言ってくれました」と。
「え~っ!本当に!」と僕。
一度しか、会ったことがないのに、僕を憶えていてくれていたことに感動し、さらに画廊へ、自家用車で一緒に行ってくれるとは…なんと気さくな!
いつも、街を歩いていると、よく声をかけられる自分の印象の強さに、時々は、嫌気がさすことのある僕も、今日ほど「印象に残りやすくてヨカッた!」と思ったことはありません。
そして、一緒に連れて行ってくれた場所は、名古屋から高速道路で30分も飛ばして行くところ。
そこは事前に、スタッフの鈴木に「内田さんの絵を一番扱っている画廊」と調べてもらっていて、電車で行くと乗り換え、乗り換えで、初めて行くには、とても、とても、分かりにくい場所でした。
でも、大切なスタッフの旅立ちですから、タクシーを飛ばしてでも「行こう!」と決心していた場所でもありま
した。
そこに、作者、自から車で送ってくれるとは…なんてステキな申し入れ!
内田新哉さんと再会し、車の中で高速代は、僕が出そうとすると「僕の作品を見に行ってくれるのですから」と断わられ。
画廊に着く直前には「気に入った作品がなければ、気をつかって買わないでくださいね(笑)」と念を押されました。
そして、画廊の場所も、ログハウスでいい感じなのです。ログハウスの販売や、木のぬくもりの作品を多数置いている雰囲気のある場所でした。《夢木香ギャラリー:内田新哉さんの作品がたくさん置いてあります》
そして、オーナーもインディアンが大好きで、アメリカにいろんなインディアン作品を買い付けに行くとか…何という偶然。
これぞシンクロニシティ!!!!
そして、旅立ってゆく、メンタルのスタッフのために、見事に内田新哉さんのメッセージとサインをゲット!
なんと、帰りは名古屋のメンタルの教室まで送ってくれました。
その車中で、絵に対する内田さんの想いや「もっと、安く売りたいけど、有名デパートなどで扱われると、自分の望んでいない金額になること」「絵ハガキを一枚でも、大切にしてくれる購買者を大切に思っていること…」と語る彼の姿勢…
そして、僕にも絵を描くことを勧めてくれました。
彼いわく「海外などの旅行で、露店で買い物をした時に、とても可愛い容れ物に、店の人が果物を入れてくれたりすると、そのお店の人や、容器や、果物の色を、すこし記憶に残すために、スケッチする感覚でいいのですよ。誰かに見せる絵ではなく、自分の思い出に…誰かに見せようと思うと、描くことが嫌になる。そう、自分のためと、大切な分かち合いたい人のために…」
そして、絵のかんたんな描き方「空は絵の具が、乾く前にすこしティッシュでふき取るだけで、白いところが表れ、雲や空らしくなることや、果物の赤は、最初に黄色の色を塗ってから、赤を足すことで美味しい果物になること…etc」たくさん、車の中でレクチャーしてくれました。
「衛藤さん、そういう絵のコツがわかると、次回から旅行が楽しくなるでしょ。『今度は、この方法で描こう、これも試してみよう』と、それでいいのですよ。誰に認められなくても…それが最初の第一歩ですから」と運転しながら笑う横顔に、より僕は彼のファンになり、なぜ、彼の絵に惹かれるのかも感じられたような気がしました。
本当に、出会いは、最高!
偶然に万歳!