感動が爆発した日 in 大阪

      2019/09/11

この記事は、レポート発表してくださった受講生の気持ちを思い、アメンバ限定にしましたが、ご本人の許可がでましたので、一般のアメブロでアップします。感謝です!!

大阪の修了式でした。

308名の修了者でした。東京と名古屋、博多に続いて、大阪での修了式した。

天候に恵まれない一日でしたが、ステキな笑顔に恵まれて、大盛り上がりの一日でした。

大阪城ホールの隣にある、ニューオオタニで開かれました。


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奥様が講座の紹介者で、受講を始めてくれた五百旗頭さんの乾杯で会は始まりました。


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 やっぱり笑顔のパワーは最高でした。


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右も笑顔


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左も笑顔


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修了レポート発表の中には、息子さんが水頭症で生まれて、小脳にも問題があり、赤ちゃんなのに、お母さんからの母乳も直接には飲めず、挿管チューブで胃や腸に送られる。そんな赤ちゃんを悲しみをこらえてご両親は看病したそうです。

うつろな息子の目には、お父さんとお母さんだとわかるのか?

いつか、こちらを見て笑ってくれのだろうか?

「お父さん」と「お母さん」と言う、声を聞かせてくれるのか?

ズーッと、家族と一緒にいたいよね?

…そんな中でも、ご両親は、きっと治ると信じて、一回一回の面会を大切にし、そんな一期一会のような面会を続けたそうです。

面会が終わった瞬間から、次の面会まで何もないことを願い、病院から悲しい電話がこないことを祈りながら、病院をあとにする日々…

息子さんの、一歳の誕生日が過ぎた一ヶ月後…電話での緊急連絡。

ご両親が駆けつけた時には、小さな身体に蘇生を試みる先生たち…

自分の子供のように可愛がってくれていた担当の看護師は、すでに目は充血していて真っ赤。

別れの瞬間が来ているのを感じて取って、ご主人が「もう、いいです。ありがとうございました」と、父親として、息子の命にピリオドを打っのでした。

誰も責任を感じないように、お父さんである受講生が、万感の思いでピリオドを…もう、一年以上も頑張り続けた子供に、これ以上の痛い思いはさせたくはなかったのです。

そして、奥さんが息子さんを毛布に抱えて外に…三人で初めてのドライブへ。

「初めてお家に帰れるね…」とご両親が息子さんに語りかける。

病室の天井しか知らない息子さんに初めての外の空気…

この空気をいっぱい胸に吸いこんで、この広い空の下を、息子は走っていたのかもしれない。

 ここの公園に、お弁当を持って、お前と来たかったね…

このブランコに乗っているお前の姿が見たかった。いっぱい話したり、笑ったり…あるはずだった息子さんとの日々が心に広がる。

もっと、もっと思い出が欲しくて、冷たくなる我が子を、奥さんが抱いて、夜の街を別れを惜しむように車で走ったそうです…


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いま、その受講生さんには、5歳と3歳の息子さん達がいます。

 ご主人は言います。

 その子供たちの寝顔を見ているだけで、どんなにベンツに乗る生活より、大金を持つ生活よりも「今、ここに」 幸せを感じるのだそうです。

 僕は、こう感想を語りました。

 「○○さんは、5人家族なんですね。長男である彼は、弟たち二人が居るだけで『幸せだなぁ』と、あなたが感じられるように、今日も生きていて…家族の幸せを守っているのだから」

 僕も長男ですが、長男の役割は大切なんですよ…

 生きているとか、生きていないとかは関係なくて、今でも彼は家族の幸せをシッカリと守っていますと…


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 会場中も「大切な人が、今、生きているだけでも、幸せなのだ」という気づきと感動が、会場いっぱいに広がりました。

そう、そんな会場の気づきも、亡くなった長男くんから贈られたプレゼント。

 彼も、またパワーストーリーになって、ストーリーとして、多くの大人に優しい風を吹かせました。

ありがとう…

いつまでも家族を守って下さいね。

そう、僕たちは亡くなった子供たちが

大人になりたくても、なれなかった夢の世界で生きています。

彼らが、憧れた大人の日々の「今、ここ」を生きている。


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大人になれなかった彼らの分も、精一杯、「今、この時」を味わおう‼


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彼らの分まで、何げない中にある幸せをかみしめよう‼


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日本メンタルヘルス協会:衛藤信之のつぶやき

 

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