サンキューの日に…
2019/04/21
何かをしてくれた時に「ありがとう」と言うことは大切ですね。でも、これを心理学では「条件付きの愛(感謝)」と言います。
「洗い物してくれたから、良い子ねありがとう!」
この感謝の言葉には、「洗い物してくれたから感謝するわ」が隠れています。
これを裏返せば「洗い物しない子は、悪い子よ」になってしまう。
この条件付きの愛を与えられると、ほめられないと動けない子供になるし、自分がほめられない時は自分に価値がないと思ってしまいます。
そして「~しないのは悪い子」という条件付きの愛による、親の無意識の操作性に子供は気づいてしまいます。
「ほめれば、何かをしてもらえると思っているでしょ」と子供は、ほめられるたびに不機嫌になる場合もあります。
大人だって「化粧している君は綺麗だね」なんて言う人はいません。
なぜなら、「化粧していない私は綺麗じゃないの」ってなってしまうからです。
もちろん、何も言わないよりも、条件付きであっても感謝したほうがずーっと好いのですけどね。
でも、一番ステキな言葉は「無条件の愛や感謝」ですね。
「あなたの存在そのものに感謝しています!」
君がいてくれてヨカッた!
大好き!
あなたは最高!
ステキだね君は
あなたに出逢えたことに神様に感謝してもしつくせない
もちろん、言葉だけではなく、行動でも相手に「無条件の愛や感謝」を伝えられます。
目を見て微笑む。
背中をさする。
心からハグする。
眠っている人に毛布をかける。
黙って壊れた棚を修理する。
部下の仕事を手伝う。
よい香りをただよわす。
部屋を温めておく。
玄関を掃除する。
そう「おもてなしの行動」は、すべて無条件の愛や感謝です。
それをたくさん出来る人が、誰からも好かれるのです。
奥さんから見限られる夫も、部下から嫌われている上司も、これが出来ないのです。
いや、考えれば出来るのに、やらなくても大丈夫だと思っているのです。身近な人にこそしない。そう怠慢なのです。甘えているのです。
それでも愛と甘えのバランスがとれている時は、この怠慢関係が成り立ちます。でも、そのバランスシートが偏ると愛情は落胆に、落胆はやがては怒りに変わるのです。
だから、奥さんの手料理に「美味しい!」とも言わずに、最悪にも、新聞を読みながら食事をする人は、いつかバランスシートがおかしくなるのです。
そのバランスシートの偏りを、修正するのが魔法の言葉「ありがとう」なのです。
笑ってくれて、ありがとう。
出会ってくれて、ありがとう。
傷つけてくれて、ありがとう。
学ばしてくれて、ありがとう。
善を教えてくれた、悪よ、ありがとう。
愛を教えてくれた、憎しみにありがとう。
手にありがとう。目にありがとう。
大地にありがとう。
夜空を演出してくれる月に、ありがとう。
空に雲に、ありがとう。
生き物にエネルギーを与えてくれる太陽に、ありがとう。
この世界を作ってくれた神様に、ありがとう。
「ありがとう」という言葉にありがとう。
今日は、日本中が「ありがとう」であふれる日にしたいですね。
いつも、ブログを読んでくれてありがとう。
もちろん、読んでくれない世界の人が今日も存在してくれて心より「ありがとう」