心の投影の世界。
2019/04/21
もう昨日になるけど、桃の節句でした。自宅の玄関のシューズシェリフの上の《ひな人形》
以前に買った陶器のひな人形、けっこう気にいっている。顔がないから色んな表情を見せてくれる。
娘がどんな風に表情を投影するのかと思い、お気に入りのショップで買った。
サンリオのキャラクターのキティちゃんには口がない。それは、見る側が色んな気持ちを投影できるから。嬉しい時には、いっしょに笑っているように見えるし。恋人にキツいことを言われた日は、悲しい顔で共感してくれる。
だから、キティちゃんが永く人気があるのは投影しやすいからなのです。
投影とは••••
空も幸せな時に見る「夕焼け空」は、明日も良いことがありそうと思えるかもしれないし、悲しい時に見る空は、空も泣いているように見えるものです。
「人生なんてこんなものさ」と悲観的に見ると、人生に投影されて悲しい人生になるかもしれません。
「人は裏切るさ」と思えば、人生はいつも裏切られることの連続かもしれません。人は意識や無意識で感じたように現実はなるからです。
これを心理学では「自己成就的予言」と言います。
だから、あまり人を疑っていると、疑いたくなる人々が周囲に集まります。
もちろん、疑うから、裏切られるのか、裏切られたから、人を疑ってかかるようになったのか難しい判断ですが•••••
「奴はサボってた」と思う上司は、部下は遅れて来た時に、それが真っ先に頭に浮かぶのは上司もサボり癖があるのかもしれません。
なぜなら、渋滞に巻き込まれたのかもしれないし、家庭でトラブルがあったのかもしれません。朝一番に、お客さまのところに寄って商談していた可能性もあるのです。
いろいろな選択肢がある中で、真っ先にそれが浮かぶのは本人もそうだからの可能性があります。
これを心理学ではマイナスのインジャクション(負の投影)と呼びます。
「人生は自分が思ったような世界で生きる」のかもしれませんね。
誰ですか⁈
「でも、実際に不景気だもの」と言っている人、だから、あなたは不景気に見舞われるのですよ。