一事が万事。
2019/04/21
「一事が万事」という言葉あります。
「恋人ができないんです」とある男性。
「合コンとか出会いはないの?」と僕が、たずねると
彼いわく「合コンに行っても、二次会、三次会で相手に『 あ⁈ 脈がないなぁー』と思うと酒をガンガン飲んじゃうんですよ」で、酔ってしまうらしい。
これが彼女いない歴を彼が更新している理由なのです。
人間はダメだなぁと思っても、その去りぎわにモテ度が光るのです。
前に別の中年男性が「いや~前にステキだなぁと思う人がいて、食事に誘ったらのってきたんですよ」
「よかったですね」と僕が返すと、
「それがよくなかったんですよ。途中で相手が結婚しているとわかって『え⁈ 結婚しているの⁈ じゃ、こんな高級なレストランに来なかったのに』って言ってやりましたよハハハハ••••」
その話を聞いた僕は自分の耳を疑って「もしかして、それを相手の女性に言われたんですか?」と聞きただしました。
とうの男性は「もちろん、ですよ!だって、悔しいじゃないですか~」僕は目が点になりました。
これは女性にドン引きされる男性の典型です。
もちろん、そのような言動は仕事にも出るでしょうから。自分が損することには、他人が困っていても助けないのかもしれないなぁと推測できます。
まさに、その人の言動には、その人の人間性が垣間見えます。
それは女性の部下からも「セコい人」とか「自分が中心で、この上司は相手を傷つけることを平気で言うんだ」という評価につながります。
合コンで、相手のメンバーすべてが自分の意中の人では無かったとしても、最後まで場の雰囲気を壊さない人は、人間性がにじみ出ます。それが、ウワサになって他の女友達に伝わるかもしれません。
また、そんなことが大切なことではないのです。大切なことは、小さなことに人生がにじみ出るから怖いのです。
二宮尊徳は「大事をなそうと思うなら、小事をおこたるな」と言いました。
自分では、小事だと思うことの積み重ねで、人生の深みが出るのです。
そう、本当のオシャレは表地ではなく、裏地だといいます。
そして、オシャレな人は必ず足元の靴を見るといいます。
人は目がいくところをキレイに着飾ります。でも、どんなにスーツを決めていても、靴が疲れていたり、ドロが付いていると、その人の人生シーンを物語ります。最終の大切なシーンで「あれ⁈」となるからです。
靴を脱ぐことがなくても、穴の空いた靴下ははかないことは当然です。その心のゆとりが笑顔や仕草の全体のセンスに反映します。
平気で道にツバを吐く人、ウエイトレスに横柄な態度の人、電車で、すぐに人を押しのけ座ろうとする姿は男女問わず醜いです。もちろん、高齢者は別ですから、自分が若くてもオヤジ、オバサンだと思う人はOKです。
また、知らない人ばかりだと平気で公共の車内で化粧をする人、それはマナーの問題ではないのです。その女性の人生観がその行為に垣間見えるから哀れになるのです。
この女性は、人生うまくいかないだろうなぁと思えるのです。それは結婚でも、恋愛でも、人間関係は親しくなると、その人の素地が見えるからです。だから、見栄えを着飾ってもダメなのです。
一事が万事を物語るのです。
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