こだわるよりも口笛を
2019/04/21
デカくなりたい。
ビルよりも高く。山よりも高く。
そしたら、飛行機から見る町並みのように、すべてがフラットに見えるかなぁ
相手が大きく見えて戦々恐々としてしていた頃。誰かをいつも意識していた。だから、背伸びをして相手に勝つこと、相手から影響を受けないことを考えていた。
それが、青年期になった頃。
自分が強くなったら、戦わなくなった。優しくなれた。
ある時に、家庭をかえりみなかった父が里帰りした僕に言った「のぶゆき、奥さんは淋しがらしたらあかん」
え、え
昔なら「父さんに言われたくないよ!どれだけ、僕たちが淋しかったか知っているの」
今は「そうだね。父さん。亀の甲より年の功と言うけれど含蓄のある人生訓話だと思うから。肝に命じておくよ」と言えるようになっていた。僕もたまの里帰り、父親が父親らしい役を演じたい気持ちもよくわかる。なぜか微笑んでいられる自分が不思議だった。
僕には、今家族がいるし、充実した職場があり、楽しい人生がある。父親に何もコントロールされていないから、ムキにならなくていい。だから、感謝の気持ちと優しくなれる。
相手にムキにならない。それは、こちらが強く大きくなったから。
例えるなら、大人は子供とヒーロー・ゴッコで真剣に戦わない。子供をヒーローにして大人が怪獣になれる。「すごいね。勝てないね」と相手に負けてあげられる。
それは、完全に余裕があるからだ。余裕がないとムキになる。
親の家に住み、親に何らかの援助を受けているうちは、親に影響されるから、親を変えたくなる。
相手が気になり、イライラしながら、相手に援助されていると、相手も自分にも情けなくて腹立たしくなる。
だから、人には自立が大切なのです。
あの人が許せない••••••
相手を変えてやろうと思った時には、それは、相手に影響されているのだし、あなたはそれほどに相手が気になっているのですね
なら、前を向いて歩き出そう。口笛を吹きながら恨みで生きるより人生は今よりもずーっと楽しくなる。
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