それぞれの大晦日。

      2019/04/21

 いよいよ大晦日になりました。

 この世界は大晦日から元旦にかけて日付が変わるだけで、何も変わりはしない夜明けなのに、人々は気分的に、なにか切羽詰まった感じがします。

 地球上では、いつものように陽が登って沈むだけなのです。

 鳥も動物たちも、年が変わることを意識しない。でも、人間だけは時間を意識し、区切りを作る。

 昨年と新年を意識することで、今年を反省したり、気持を引き締めたり、掃除をしたり、もう一度、再度、新しいチャレンジを誓ったりと••••

 でも、クリスマスから大晦日にかけて、命の電話の本数が増えるのも現実。世間があわただしいと、自分だけが置いてきぼりの気持になるようです。

 そして、自分一人だけが、何か準備が出来ていないような気になる。

 アンデルセンの「マッチ売りの少女」や、日本昔話の「かさ地蔵」も年を越すために、大晦日に売れ残ったマッチを売りに、笠を売りに寒い街に出かけた。


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 準備が出来ないと、年を越せないような気分の人や、一家団らんでないと淋しいと思っている人には、街の灯りも恨めしく感じるかもしれません。

 人々は、この時期には、何か準備をしなければという不安になり、蓄えないと、用意をしないと、と••••

 ••••でもね。大丈夫!

 あなたに心と体さえあれば、十分に生きて行けますって。

 もし、今日、落ち込んでいる人がいれば、たかだか、一日、日付が変わるだけです。ドーンとしていればいいのです。

 12月9日のブログでも書きましたが、もう一度言います。

 生きてゆくのに、孤独なのは、あなただけではない!


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