流れの早い時代だから変わらない安心感!

   

  

 子どもの頃、家族はずっと変わらないものだと思っていました。まるで、いつまでも変わらない『サザエさん』のように。

 

 

 1969年に放送が始まった『サザエさん』は、2025年で56年目だそうです。日曜日に変わらない、やさしい日常をテレビの向こうから語りかけてくれています。

 

 登場人物たちは歳を取らず、あの穏やかな家族像はずっとそのままです。カツオは小学生のまま、波平さんは54歳のまま、サザエさんは24歳のまま。

 「家族とは永遠に続くもの」そう信じていたあの頃。でも現実は、少しずつ確実に変化していくものです。

 

 引っ越しや進学、就職、結婚や離別、老い、そして旅立ち…

 
 気がつけば、あの頃の家族の風景は、ある日ふと消えていることに気づきます。変わらないと思っていたものが変わっていく。それは淋しさと同時に、成長や新たな再生の証でもあるのでしょう。

 

 

 だからこそ、いま一緒にいる時間は奇跡のように愛おしく、すれ違いや痛みさえも、何かを学ばせてくれる贈り物なのだと思えます。

 
 ちなみに、2025年の現代のサザエさん家族の年齢は、サザエさんは80歳で、マスオさんは84歳です。カツオくんは67歳、ワカメちゃんは65歳で、3歳だったタラちゃんは59歳にもなります。波平さんは110歳、フネさんは105歳近くなる計算になります。
 まさに、超高齢化社会の象徴のような家族像です。

 

 

 アニメの中の家族は、離婚もなければ不倫もありません。またカツオはイタズラ好きだけど非行もない。ワカメちゃんが援助交際する危うい年齢になることもなく、時間が止まってくれています。タラちゃんの引きこもる未来は、誰も見たくないはず。

 『サザエさん』が変わらない世界を描き続けてくれていることは、そんな現実の移ろいを止めたい、大衆の願いが後押ししてくれているのかもしれませんね。

 

 

 

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心理カウンセラー衛藤信之
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