心の証明

ある弟子が「自分の顔が不細工で、自信が持てない」と光明な禅僧に悩みを語りました。
そこで、その老師は「鏡を見て、自分の顔に、どんな感情が刻まれているのかを見てごらん。そこには、おまえさんの日々が刻まれている」と言いました。
弟子は言いました。
「でも私の顔は生まれつきで…」
すると老師は微笑んで弟子に告げたのです。
「たしかに若い時の顔は、親からの贈り物だ。でも、40歳からの顔は、自分がどう生きたのかの『心の証明』なんだよ!」

これは第16代アメリカ大統領リンカーンの言った「40を過ぎたら、自分の顔に責任を持て…」という言葉に通じます。
リンカーンも「あなたの表情や顔に、あなたの人柄が出てしまう」と言いました。
その人の誠実さ、優しさ、疲れが、無意識に表情として刻印されていくのだと…。
東洋でも西洋でも、ある年齢からは“自分の表情”は、親から与えられたものではなく、自分自身が作りあげていくという考えは共通するようです。
心理学の世界でも「表情フィードバック仮説」と呼ばれるものがあります。
無理やりでも笑顔をつくると脳内の報酬系が活性化され、ポジティブな気分になり、それが日々の表情に、じわじわと定着し“顔つき”を作っていくと言われています。

ですから、笑顔が元気を作り、その元気がさらに笑顔を作っていくのです。
自慢になりますが、僕の仲間たちは笑顔がステキな人が多いです。
他人からのあなたの評価は、あなた自身ではコントロールできません。でも、自分の表情だけは自分でコントロールできるのです。あなたは日々の自分の表情を意識していますか?
「ローマの休日」の主演オードリー・ヘップバーンは、その美しさの理由を問われ「外見の美しさは年を取れば消えるでしょう。でも優しさは永遠に誰かの心に残ります」と答えました。

彼女は晩年、ユニセフ親善大使として多くの子どもたちに援助を与えつづけました。
彼女が残した言葉に、
「美しい瞳であるためには、人の良いところを探しなさい。美しい唇であるためには、優しい言葉を語りなさい」というものがあります。
これ、大好きです。
誰にでも自由な心は備わっています。でもその心が「優しさ」を選択する中に“永遠の美しさ”が備わっているのです。
今日のあなたの笑顔はどうですか?
あなたは日々の嫌な出来事に負けてはいませんか?
僕は思います。
日々の出来事に負けても、自分の笑顔まで敗北する必要はないと…。

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心理カウンセラー衛藤信之
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