批判を怖れる人へ…
今の時代は、それぞれの個人が意見を持ち、誰もが情報を発信する時代です。その情報が荒れ狂う竜巻の中にいると、しっかり踏ん張っていないと流されてしまいます。
特にネガティブな批判コメントほど、何かを真面目に取り組んでいる人には、気になってしまうものではないでしょうか。
でも落ち込む必要はありません。
ネガティブに批判する側は、批判される側よりも成功していないか、もしくは何もアクションを起こしていない証拠でもあるのです。
もうすでに成功していたり、前向きなアクションを起こしている人間は、自分が未来に向いているので、ネガティブなコメントを書き込むヒマも時間もないからです。
少なくともネガティブな批判をする側は、批判される人よりも、人生が暇で、楽しんでいない証拠でもあるからです。
僕がアメリカでお世話になったスタッカー博士は最後の講義で「批判するよりも批判される側を目指せ」と言いました。
学びを終わろうとする僕たちに、「これからカウンセラーとして旅立つ君たちに伝えたい言葉がある」と言いました。
それは
「批判するよりも批判される側に立ちなさい!」
ということです。
彼の演説の概要はこうです。
「君たちは努力を怠ると、さまざまな外のことが気になってくる。
そして何よりも人を蝕んでしまうのが『批評・批判する習慣』である。自分では何もしない人間が怠慢と倦怠感から、誰かに対して批判精神が向くのだ。
たとえば、小説を読まないでいて、どこかで見聞きした批評文だけ憶えておいて『あの小説には愛の深さを感じない』と誰かが放った言葉を流用し、周囲に言ってみたまえ。それは周囲の関心を引くには効果的だよ。
ただ、これこそが君たちの前向きな行動を一番蝕む麻薬になる。
シンプルにして単純なアピールを覚えてしまうと、自分が何か動こうとする時にも、その批判精神は、自分自身にも向いてしまって、自分が努力をしたり頑張ることに対しても「下らない」気持ちが先に立ってしまう。
それは自分の前向きなエネルギーを枯渇させてしまうものだよ。
だから君たちは批評・批判する能力を養うよりも、『人を誉める能力』を磨きなさい。
なぜなら誰かの美点を探し、良いところを発見するには知恵もセンスも必要になるからだ。深みのある人間ほど相手の立場に立って物事を考える傾向にある。
逆に自分の考えにこだわる人ほど、ヒステリックに誰かを批判して後がない。
最初から批判という決め技で勝負するから、引くことを知らないでムキになる。
本当に深みがある人は、一つのことに対して、いくつかのバリエーションを考える余裕がある。
『この小説の背後には深い理由があったのかも知れない』『こういう切り口で小説は書かれたのかもしれない』という選択肢だよ。
相手に対して広い包容力を持つことが、人間が一番困難で、だからこそ美しい人間になっていけるのだよ」
彼の言葉は今でも僕の心の中に輝いている。
だから良い悪いとあなたの中でジャッジが起こった時には、「自分はいけてないなぁ」と思ってください。
もし、あなたが誰かに批判され落ち込んだら、次の考えを思い出して下さい。
人生は祭りです。祭りは「下らない」と言ってしまえば、下らなく思えてしまう。
でも楽しんでいる側の人生は面白くてしょうがないのです。
「踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らなぁ損々」
僕も批判する側よりも、踊る側でいたいです。
あなたも批判する側ではなく、踊る側でいましょうね。
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心理カウンセラー衛藤信之
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