あなたの仕事に「誇り」を…
病気のために仕事の前線を離れることになった男性が、
「働けることは特権なのに、なぜ、多くの人々は面倒な顔で不平不満をこぼしているのだろう…。もし自分が退院したら、生活費のための仕事でも、社会に役立っている仕事を味わいつくそう」
と誓った。
そんな入院生活で、病院で勤めている人たちを観察すると、仕事を味わいつくしている人ほど、地位に執着せずプライドにこだわらないで自分の役割をはたし、それによって誰かの役に立つことに集中している姿を感じた。
病室をいつもキレイにしている清掃係がいた。彼女は楽しそうに鼻歌や、時には口笛を吹きながら床のモップ掛けをしている。医師たちが鼻歌を歌ったり、口笛を吹いて楽しんで仕事をしているところを見たことがない。
彼女は看護助手なので、安い賃金で汚い仕事をしている。患者が吐いたり、失禁したものを後始末するし、しびんにたまった尿を計量してトイレに流す。
そんなやっかいな仕事も彼女は陽気にこなし、死の空気が立ち込める病室で生きる輝きを与えていた。
彼女は仕事に誇りを感じ、どんな時にも笑顔を絶やさない。
病室を出る時には、かならず病室を一見回して見落としがないかを確かめていた。
そして笑顔で病室を出る時には、「あなたに私がしてあげることがあるかしら?」と尋ねて、ドアの前で少し黙り込み病室を出ていくのでした。
退院する日にどうしても彼女に聞いてみたくて、
「君は、どうしてそんなに仕事が楽しそうなの?」と。
彼女は、
「この仕事は、私にとっては遊びみたいなもの。私は、この為に生まれてきたの。私が役割を果たさないとお医者さんも看護師も治療がうまくいかないのよ。私は自分の方法で患者の病気を治し、そうすることが好きなの」
彼は、
「いつもドアの前で黙るのはなぜ?」
その時に彼女は、はじめて戸惑いの色を浮かべた。そしてあたりを見回して、うつむき気味にささやいた。
「あれは患者のために、いつも祈りを唱えているの。だから、あれは病室出る時のささやかな癒しの儀式の締めくくりなの。私は人を癒すのが大切な使命なの。」
そして彼女は笑って立ち上がった。
「ね、わかったでしょう?私はただの看護助手に見えるかもしれないけど、本当は病気を治す人なのよ」
現代は生活のために働いている人が多い。その結果、彼女のような天職を果たす感覚は薄れ、面倒なことを避けたり、キャリアを追求することが第一目的になっています。仕事の持つ、誰かのための使命や達成感を得られにくい時代です。
自分の仕事を味わうことを妨げているのは、仕事への不満ではなく、自分の役割が誰のためになっているのか、ということに人々が注意を払われなくなってマインドレスネスな状態に陥っています。
好きな言葉でイギリスの歴史学者がアーノルド・トインビーは、「優れた仕事ほど遊びとの境界が曖昧になる」と言っています。
「貢献することをやめた人は、死に近づいている」と言ったのはエレノア・ルーズヴェルトでした。
現代は多くの人が、「仕事が辛い」という魔法にかかっている時代です。
僕は心理カウンセラーとして役割を果たしている時が一番、自分の使命を感じるので、「休みはあまり嬉しくはないなぁ」とボソっと言ったら、スタッフにすごい顔で見られました。ごめんなさい💦
だから8月14日の自宅からのYouTubeライブが楽しみです✨✨登録して待っていて下さいね。悩みのご質問もどうぞ、この個人LINEに❣️
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心理カウンセラー衛藤信之
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