初めてメンタルに来たとき(体験ガイダンス)、私はもの凄く衝撃を受けたのを覚えています。
心に響いたというか、突き抜けたというか...
涙が止まらなかったです。
衛藤先生のお話は迫力があって、何より熱意と想いが強く伝わってきて。
当時17歳だった私にはかなり衝撃的でした。率直な意見は「学校の先生の何倍もすごい」
メンタルの事は、受講生である母親からよく話を聞いていました。(私がまだ中学生の時です。)
メンタルに通い始めてから、母はたくさん話をしてくれるようになりました。
私の母は鬱病だったんです。
その頃の私はそういう病気を知らなくて、でも薬をたくさん飲む母の後ろ姿は知っていて、せつない気持ちになりました。
大好きだけど、あんまり近づけない。
お話がしたいのに、話しかけるのには勇気がいる。
冷たい声で「あっちに行ってて」俯きながら「今は一人にして」
本当は、小学校の頃からずっとさみしかったです。居ないほうが良かったのかなって、たくさん考えました。
そんな母が、笑いながら私に話し掛けてくれたんです。いつもの消えちゃいそうな笑い方じゃなくて、すごく楽しそうに。
私は嬉しかったです。
講座から帰ってきた母に「おかえり」って言うと、笑って「ただいま」って言ってくれるんです。
本当に本当に嬉しかったです。
離婚して気分転換が出来たのも理由だと思いますが、私はメンタルが母の背中を押してくれたんじゃないかなって。
メンタルから帰り、「疲れたー」って言いながら、笑ってくれるんです。
楽しそうでした。
メンタルで笑った話、泣いた話。たくさんたくさん聞かせてくれました。
母が自分から話し掛けてくれるんです。
気が付いたら母はもう鬱病ではありませんでした。
あの重たい空気が、部屋から無くなっちゃたんです。
元気になった頃に、実は病んでたんだよ、鬱病だったんだよって教えてくれました。
母は強かったです。
その苦しみの中で、私をずっと育ててくれてたんです。
話をしてくれた時、複雑だったけど...私は妙に納得してしまいました。
ほっとした部分が大きいです。嫌われていたって訳じゃないんだ...って.
鬱病の時に、このままじゃいけないって気付いた母を尊敬しています。
それと、その時期に母に笑顔をくれたメンタルに興味が沸きました。
母が楽しそうに話してくれる、熱い男の衛藤先生ってどんなひとなのかな。冷静な熱さの林先生はどんなひとなのかな。
お礼を言いたいな...
これがメンタルに来た、一番初めの理由です。
私、中学2年生の時に不登校になったんです。それまでは学校も部活も大好きでした。
一番上の先輩が居なくなったとたんに、部活でいがみ合いが始まりました。
それに加わりたくなくて、でも部活は辞めたくなくて...逃げてきちゃったんです。
最初はズル休みから始まって、段々誰とも関わりたくなくなってきて、引きこもりました。
外に出ることも無くなりました。
学校の誰かに会うのが怖かったんです、何か言われるんじゃないかって。
それから人の目が怖くなりました。
見られている気がするんです。
「あの子学校に行ってない」
「何あの格好」
「変な子」
「なんで居るんだろう」
誰もそんなこと言ってなかったと思います。でも人の話し声が全部自分の悪口を言っている様に聞こえました。
笑い声も、自分を笑っているみたいで…
見られるのが恥ずかしくて、口を隠す癖が付きました。
人に会いたくないから、お昼に寝て夜起きる様になりました。
母はメンタルで不登校について色々学んだみたいで、特に何も言われなかったです。
本当に、何も言わずに傍にいて、ご飯を作ってくれました。
それが苦しくて。
自分なんか居ない方が良かった、生まれてこなきゃ良かった、死にたい。
母が鬱病だった時以上に悩んで悩んで悩んで...。
その時の担任の先生に勧められたのが、保健室登校とカウンセリングでした。
カウンセリング。
「クラスには行かなくていいですよ。ただちょっとだけ、学校に顔だけでも出してみませんか?」 良い先生でした。
話す事で何か解決策があるかもしれない...と、初めて受けたカウンセリング。
結局私には馴染めなくて、2~3回しか行きませんでした。
その時にふと思ったのが、「私みたいな子のために、私自身がカウンセラーになればいいんじゃないか」これです。
会いに行くのも目の前に座られるのも駄目だった。話すのが怖かった。
私はその気持ちを知っているからこそ、カウンセラーになろうと決めたんです。
その時に頭をよぎったのが日本メンタルヘルス協会でした。
心理学。母に笑顔をくれた衛藤先生。
中学生じゃお金は払えないから、もう少し大人になったら...。
そして、今があります。
それを決めた辺りから、私は私なりに歩き出しました。まずは学校に行きはじめて、受験して。
わざと一人で出掛けたり、口を隠す癖も少しずつ意識して辞めました。
バイトもして、学校に通って友達と遊んで...なんとなく気が付いたら頭にメンタルの事が張り付いていて。
高校2年の夏休み、体験ガイダンスに来たんです。
冒頭に書いたように、衝撃を受けました。
迷わなかったです、基礎コースに行きたいって母に伝えたら、笑ってくれました。
期待と不安がありました。まだ17歳になったばかりで、大人の人たちについていけるだろうか。
上手く話せるかな。まだ人の事が少し怖かったんです。
その不安は衛藤先生が全部吹き飛ばしてくれました。
講座が楽しくて楽しくて、みんな笑顔ですごく良い雰囲気だったからです。
基礎コースは、これから大人になっていく私にとても大切な事を沢山教えてくれました。
ABC理論・ゲシュタルト療法・森田療法・意識と無意識(トランスパーソナル)etc…
その中でも大好きなお話があります。
【相手の問題を解決に導く聴き方】
☆アクティブリスニング
一番初めに教えてもらった事でした。すごく面白かったのを覚えています。
よく親友から恋愛の相談を受けるのですが、私の聴き方はやってはいけない方法だったことを学びました。
何とか相手に答えを与えようとして、助言しようとしていたのですが、それはかえって相手のためにならない・・・そう講座で習いました。
そして、ポイントは相手の気持ちを汲んで聴くということ。
すごいですね。気持ちをくんで聴いていると、相手はスッキリしちゃうんです。
聴き方って凄いです。感動しました。
ありがとうございます!
【相手の行動を変える自己開示】
☆Iメッセージ
私、この講座大好きです。
もちろん他にも好きな講座は沢山ありますが、ずば抜けて好きなんです。
「感謝のIメッセージ」
私はこの講座で泣きました。心に響いてきたんです。
私には大好きなひとがいます。
大好きなのに、素直になれなくて、多分ツンツンしていたと思います。
上手く気持ちを伝えられなかったんです。「好き」とかの単語は言えても、本当はもっと伝えたいことがありました。
「ありがとう」が、言いたかったんです。
沢山喧嘩して沢山傷付けて、それでも今一緒に居れる事に。
講座の中でIメッセージを考えてみる時間がありました。
考えるだけでもすごく恥ずかしかったけど、せっかくの機会だったので伝えたい事を沢山書きました。
先生はその考えた文章を、本人に伝えるという宿題を出しました。頭の中が軽くパニックになりました…。
大好きなひとはお仕事で会えないので、講座が終わってからすぐにメールを書きました。
その後、電話もしました。
「いきなりどうしたのー?」って笑われましたが、照れくさそうに「ありがとう」って。
なんだか、泣きそうです。
ああ、伝わったのかなぁって。
お家では母にIメッセージ。
母はメンタルの卒業生なので、Iメッセージの宿題ってバレてました。
「Iメッセージ教えてもらってきたのね」とか言いながら、やっぱり照れくさそうに笑ってました。
ここで私は泣いてしまいました。
こんなに明るくなった母がいて嬉しいです。鬱病だったのに、今はこんなに楽しそうです。
私はメンタルで沢山の事を教わりました。
受け止め方で見方が全然変わったり、問題にしていた事が実は些細な事だったり。
聴き方と伝え方で、印象がすっごく変わったり。
なんだか、自分をちょっぴり好きになりました。
I love you, because you are you.
すごく素敵な言葉だと思います。私はこの言葉をひとに伝えていきたいです。
衛藤先生がこの言葉を言ってくれた時、すごく嬉しかったです。心が軽くなった感じがしました。
日本メンタルヘルス協会に出会えてよかったです。
素敵な先生と、優しいスタッフさんと、楽しい時間と。
みなさんみたいな、いつもキラキラしている素敵な大人になりたいと思いました。
大人って楽しいんですね。
これからも学んだことをフル活用して成長していきます!
ありがとうございました。