自分の人生感に対する変化をくれた「人生が180度変わる幸せ発見法」 |
東京校 熊崎 道人さん(35歳 男性)
私は今から3年半前に職場の元部下であり、妹のように可愛がっていた女性からメンタルの紹介を受け、職場の部下と一緒にメンタルの体験ガイダンスに行きました。
これまでの人生で心理学とか精神世界とかそういう類のものは絶対に信じなかった私が、あるきっかけを機に非常に興味を持ち始めていた当時、誘いを受けてすんなり行こうと思ったのは偶然ではなく、運命というか必然であったのだと今は思います。
当時私は一つの店舗を見る店長という立場から店舗10店舗の責任を負う、新たな職責に昇進したばかりでした。また、その直前に直属の部下がうつ病にかかり、退社していきました。
その彼に最後に言われた言葉は「もっと店長と話をしたかった。話を聴いて欲しかった」 私の心に深く突き刺さり、彼を救えなかったことがしばらく私の重荷としてのしかかっていました。
社会人になって約10年、早くに部下を持つ立場になり、これまで部下を叱ったり、自分の価値観を押し付けるだけの無能な上司でした。それに気づかせてくれたのは、紹介してくれた女性からもらった衛藤先生の漫画版の上司の心理学でした。あれを読んだ時、あの本はまさに自分のことを言っている、今変わるチャンスだよと教えてくれている気がしました。
また、新しい職責についた当初、正直人間関係で行き詰っていました。 周りの人から入社9年の最短だとか最年少だとか私が昇進したことを凄いと言われれば言われる程、私は追い詰められた気分になりました。
なぜなら、私の部下のほとんどがお世話になった先輩であり、中には私が新入社員で入社した時にお世話になった元上司が私の部下になっていました。
人からどう見られているのかと周りの目や評価ばかりを気にしていた私にとって、体験ガイダンスでみた衛藤先生の信念を持った生き様、志高く・輝いた姿に同じ人間として惚れずにはいられませんでした。 と同時に、体験ガイダンスで衛藤先生のこれまでのカウンセリングを通じての様々な具体的な事例が出てきて、物凄く面白くて正直「自分はそんなことはしないな」と他人事のように聴いていた自分がいることにまだ当時の自分では気づいてはいませんでした。
そんな自分が講座を受ける度に少しずつ、自分が変わるしかないんだ、自分が変わろう、自分が変わりたいと自分に矢印が向いていくのを感じました。
そう私に気づかせてくれたのはアルバートエリス博士のABC理論(起こっている現象・出来事は同じでも出てくる感情結果はその人のとらわれ方・固定概念・受け止め方で変わる)でした。
これまでの人生においても基本的に自分は楽観的でプラス思考であると思いこんできました。どんな困難にも負けないで生きていく自信があると。
その思い込みこそが大きな間違いであったと。本当のプラス思考とはどういうことかと学んだ気がします。それは頭で理解するということだけでなく、それを実際の行動にかえ、自分のおかれた環境を変えていくことができると。
実際に人間関係や何か問題があるとまず自分を見直すのではなく、まず外の環境や他人に責任を求め、なかなか問題を解決できない自分がいました。
私には現在3人の子供がいますが長男は8歳で広汎性発達障害いわゆる自閉症児として生まれてきました。今は4歳児程度の会話ができるようになりましたが、4歳になってもほとんど会話ができず、こだわりどうりにいかないと、所かまわずパニックを起こして大声で泣きじゃくり、外につれ歩くだけで他人の目が気になり、電車にのることも避け、外食などもっての他でした。連れてあるくことが恥ずかしくてたまりませんでした。
この子は何の為に生まれてきたのだろうか?なぜ?私の子供として生まれてきたのでろうか?家庭に帰っても私をまっていたのは、私を休ませてくれない環境でした。
私は仕事のストレスを知らず知らず子供や妻に向けていることにメンタルに通うまでは気づいていませんでしたし、当時の私には受け入れることができませんでした。
心のどこかで私は妻に対し、母子一体感(子どもがお母さんは自分のことを言わなくても分かってくれる、自分の思い通りに動いてくれるはずと期待してしまう、甘えや依存心のこと)を求めていました。
それは、妻のお母さんを一緒に引き取って面倒を見てやっているんだとという上から目線での甘えというか絶対に別れないだろうという安心からくる必要以上の依存です。
私は仕事をしてお金を稼ぐことが仕事だから、妻がうちのこと・子育てをやるのは当たり前だと。そうやって私は子育てからも逃げていました。
そんな私を救ったのは、大脳生理学でストレスの原因を知り、情動発散(ストレス解消)するということでした。この頃から仕事以外の趣味を持ち、自分の時間を少し持つことで 少しずつ自分をコントロールできるようになったんだと思います。
子供が3人いて、子育てから逃げてきた自分にとって、エリクソン博士の人間成長の心理学は耳が痛いどころか衝撃でした。
なぜなら、障害児の兄を持ち、一番苦労しているであろう次男が私を恐れて、何をするにしても私の顔色を伺っていることに初めて気がつき、最も愛情を注いであげなくてはいけない彼に対し、親の都合を押し付けて求めすぎてきたと気づいたからです。
正直、今気づいてよかった。メンタルでこの講座を学んでよかった。まだ今なら間に合うと心から思いました。
また、音楽療法で自分の親に見下ろされるセッションの時、まさにいま自分がやっていることだと、子供の気持ちになり、涙が止まりませんでした。
そうやって今の感情を素直に出すことで、今の心の状態を少しづつ受け入れていけて、自分のことを否定しつつも、好きになっていけました。
そんな時にこんどは妻がうつになりました。 妻は元々、自分に対し必要以上に劣等感を持ち、子育ての疲れ・母親に対するストレスから逃れる為、子供を預けては仕事をし、その度に人間関係でうまくいかず、職場を転々と変えていました。私は仕事はしなくても言いといっているのになぜ?なのか。
うつの原因も仕事の人間関係のせいだと思っていました。
しかし、後編講座の大切な人と分かり合える解決法を受けた時、あまりにも自分の価値観を妻に押し付けていたことに気がつかされました。その価値観の衝突の中で、どうやって幸せになるか?ではなく、どうやって自分の価値観を通すか?に執着していました。
また、○のかけた部分にばかり目が行き、何をするにもとろいなーとか・自分がゴルフをするのは棚にあげて、無駄遣いする妻に対する不満ばかりがたまっていきました。
メンタルに通い始め、少しずつ妻に対する見方も変わっていく中で私のこころが「おい待てよ!妻のうつはもしかしたら俺が原因では?おれが彼女に劣等感を植え付けているんじゃないか?」
そう気づき始めてから衛藤先生から頂いたある言葉の意味がようやく理解できました。 「親しきなかこそ離別感」まさに私は妻に対し依存の状態でした。
自分の価値観を大事にしてもらいたいなら、彼女の価値観も大事にしようと。 それからは価値観の違いがでる度に、妥協ではなく、お互いの価値観を大事にできる第三案を二人で考え、理解しあうようになれました。
そうして妻のうつ病も回復に向かい始めた頃、私の仕事は忙しさを極め、特に年末に新任エリア長では異例の3店舗も同時に新店をグランドオープンさせるという重責を担っていました。その中には県下初出店で絶対に失敗が許されない大きなプロジェクトも含まれていました。
2ヶ月間超アドレナリン出まくりの状態でほとんど休みもなく、何とかその重責を果たし、少し気が緩んだ時期に、今度は私自身が軽いうつになりました。
正直妻のマイナスの発言を自分ごとのように聞いているうちに、だんだん自分もマイナスになっていったんだと思います。
体が重く起きられない、頭痛がひどく、前向きに考えようとしてもマイナスな思考ばかりが頭をよぎり、幹部会議では緊張のあまり言葉が出ない、そんな日が1ヶ月半くらい続き、妻が買ってきてくれた漢方を飲みながら、何とか生活をする日々が続きました。
そんな私を救ってくれたのもメンタルの講座でした。 仕事で半年以上行けていなくて、何となく足が遠のいていましたが、妻の「衛藤先生の講座ってもう終わったんだっけ?」の何気ない一言で久々に講座に来ました。
その時受けた講座が「人生が180度変わる幸せ発見法」でした。 自分の欠けたところにばかり目がいき、今を楽しめていなかった私にとって、心から救われた思いで、本当に楽になりました。 不思議なもので、まさに私に必要な時期に必要な講座が用意されていたかのような感覚です。
未来心理学の講座のトランスパーソナル心理学ででてくる、存在意識のなす業なのかと本気で思うようになりました。
私にとって、メンタルの講座は4つの大きな変化を起こしてくれました。 1つめが自分自身の行き方・人生感に対する変化。 2つ目が妻・子供に対する見方、関係。 3つ目が長男の障害に対する見方。 4つ目がビジネスのリーダーとしてのあり方。これからの自分の仕事の意味・目的の変化 特に3つ目の長男の障害を前向きに受け止められたことが最も私に変化をもたらせてくれました。
今、目の前にあることは当たり前でないということ。 人は何かの使命・役割を持って生まれてくるということ。 幸せはつかむものではなくて、今手の中にあるということ。またそう気づける心をもつことなんだと。
また、ほとんどの人間関係の問題は自分自身の心が引き寄せている、起こしているということが理解できました。
ただ、同時にそれを認めることはそう簡単にできないというのも事実であると。 だから多くの人は真実の自分から目を背け、人間関係で悩むのだと。
私は全ての講座を受け終わり、レポートを書くにあたり、後編講座を全てリピート(再受講)させて頂きました。
それは、今私には新たな夢ができ、それを実現したいと思っているからです。 メンタルとは全く別の業界で仕事をする私ですが、将来会社の中でカウンセリング部署やCSR(企業の社会貢献活動)の中で自分にできるこことがあると、自分にしかできないことがあると思えました。
その為に研究コースへ進み、更なる勉強をする覚悟ができました。 メンタルと出会い、この基礎コースを受講していた2年間は私の人生の中でもかなりの濃いことの連発でしたがそれを前向きに受け止めることができるようになりました。今、自分自身の心の変化を改めて見直してみますと、素晴らしい考え方・捉え方を頂き、自分でも信じられない程の人間としての成長を与えて頂きました。
それも一重に衛藤先生・林先生・丸山先生を始め、メンタルのスタッフの皆様、サポートスタッフの皆様・講座で出合った全ての皆様のおけがであると、感謝の気持ちでいっぱいです。
この頂いた幸せをこれから出会う多くの人に少しでも伝えたり、心の癒しをプレゼントできる存在になっていきたいと思います。 本当にありがとうございました。
最後になりましたが、全ての人が自分らしく楽しく生き、そして自分の目の前の幸せに気づいて、素晴らしい人生を送れるように願い私のレポートとさせて頂きます。
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~受講生のレポートより抜粋~ |
紹介スタッフ:鈴木 |
そのまま研究コースに進んだ熊崎さんは、この8月20日(土)研究コースの卒業式を迎えられます。
人当たりもやわらかく、とても優しい笑顔が印象的な熊崎さんですが、レポートを拝見して、基礎コースを受講している間に、ご自身が色々と気づかれ、講座の学びを実生活に活かされているからこそ、今の熊崎さんのお人柄があるのだなと感じました。
今年の1月からスタートした研究コースを受講されている間に、熊崎さんとお話する機会が何度となくありました。
なかでも、とても印象に残っているのは、熊崎さんが軽いうつ病にかかられた後に受講した後編コースの「人生が180度変わる幸せ発見法」の講座を、リピート(再受講)された時でした。
熊崎さんは講座が終わってから、ある1人の男性の受講生さんと2人で、1時間ほど真剣に、でも穏やかな雰囲気でお話をされていました。お知り合いなのかな?と思い、お2人が帰られる時に話しかけたところ、熊崎さんが「実は、彼は元部下なんです。メンタルを受講する前の僕は、非常に厳しい上司で、怒鳴り、命令し、力で部下を動かしていました。彼は当時の部下で、そんな僕に耐えられず限界だったのでしょう。最後に僕と何も話すことなく会社を退職したんです。それから一切連絡を取ることが出来なくなりました。
メンタルを受講してから、自分が部下にしてきた事の重大さに気づき、彼は自分がやめさせたのも同然で、何てことをしてきたんだろうと後悔の気持ちで一杯でした。一言、彼に会って今の自分の気持ちを伝えたい、だけど連絡が取れない。受講している間、いつも心にひっかかっていました。彼は今どうしているんだろう、元気にしているのか・・・案じることしかできない自分・・・唯一の心残りでした。
そして今日、前を向いて衛藤先生の話しを聞いていた時、斜め前方に見覚えある顔が視界に入ってきて・・・えっ!!嘘だろう!彼がこの教室にいるのか!!と、本当にびっくりしました。
彼も僕がいることに気づいていたみたいで・・・講座が終わったらどうするべきか、彼に話しかけるべきか、彼は僕を避けて行ってしまうのではないか・・・色々と考えましたが、講座後、勇気を出して僕から話しかけに行ったんです。そして、今までの想いを話すことが出来ました!」と、いつものやさしい笑顔で説明してくれました。
その日は120名の受講生さんが参加されていて、満席状態。お2人の席がもっと離れていたら、お互い気がつかずに帰ってしまっていたかもしれません。 何という偶然!!私は話を聞きながら、鳥肌が立っていました。
元部下の彼は「斜め後ろに熊崎さんが座っているのに気がついて・・・僕もえっ!何で!!熊崎さんがいるの!!と、正直すごく動揺しました。衛藤先生には申し訳ないのですが、それからは、熊崎さんのことが気になって気になって・・・逃げるようにして会社をやめた自分。今さら熊崎さんに何を言えばいいのか・・・どうしよう・・・もう、そのことで頭の中は一杯で講座の内容はそこでストップしてしまいました(笑)
僕はメンタルで衛藤先生の講座を受講し始めて、やっと立ち直ることが出来ました。会社を辞めた後、自分の弱さに情けなくなって、自分を責め、しばらくは引きこもってしまいました。でも、このままではいけないと思い、自分を変えたい、変わりたい、その一心で衛藤先生の講座を受講し始めたんです。
熊崎さんも同じプログラムを聞いていたんだ・・・そう考えたら、今なら話せるかもしれないって思い始めました。 そしたら、講座後、熊崎さんのほうから話しかけて来てくれて・・・当時では考えられなかった時間を過ごすことが出来ました。
ただ、メンタルの教室で会ったから、熊崎さんも同じ衛藤先生の話しを聞いていたんだということがわかったから、熊崎さんと話すことが出来たと思うんです。もし、これが、外のどこかの場所だったら、自分の顔を隠して、熊崎さんに気づかれないように、避けて通り過ぎていたと思います。」と話してくれました。
その日以降もお2人はメールのやり取りなどをしながら、とても良い人間関係が続いているようです。
何というタイミング・・・こんなことってあるんだなと、とても感慨深くなりました。
今の熊崎さんからは想像できない、厳しい上司の姿。 実は、私も同じでした。
衛藤先生に出会う前の私は、熊崎さんと同じく厳しい上司でした。 20代前半にはすでに部下がおり、それから、約10年の間、何人の部下を辞めさせてきたことでしょう。 「仕事が出来ない部下はやめるべき」「部下の弱音は聞く必要なし」「やめた部下とは2度と会うつもりはない」・・・当時の私は、部下を育てるどころか、切り捨てることを平気でしてきました。
ある時、昔の自分はこうだったと受講生さんに話したところ、「今の姿からは想像出来ない!」と言って下さいました。きっと当時の部下も、メンタルを受講した後の私を同じように「想像出来ない」と言うでしょう。
メンタルを受講し始めてから、自分はどんなに人を傷つけてきたのか、何と傲慢な人間だったのか・・・自分で自分が情けなくなりながら、辞めて行った部下の顔がいつも頭に浮かんできました。でも、もう会うこともない・・・
だから、熊崎さんが、元部下の彼と再会し、人間関係を修復することができたことを聞いた時、自分のことのように嬉しく思いました。
それと同時に、今の私は熊崎さんのように、当時の部下と関係を修復することは出来ないけれど、今出会っている人達との縁をつむいで行くことが、今の自分に出来ることであり、回りまわって当時の部下に届いていくだろうと信じていく想いを再確認しました。
また、熊崎さん自身が大きく変化した一つにあげられている奥様への対応ですが、熊崎さんの変化が切っかけで、奥様もご主人が研究コース受講中に、基礎コースを受講され、次に始まる研究コースにも進まれることになりました。 ご家族に対して、どれほど熊崎さんが変わられたかを物語っていますよね。
熊崎さんは「この7ヶ月間、自分は週に1回、好きな勉強をさせてもらって夜遅く帰ることも許してくれたので、今度は自分が奥さんにお返しする番なんだな、と思っています」と言われていました。
これからも、ご夫婦で話し合い、様々な困難を乗り越えて、笑顔の絶えない楽しい家庭を築いて行って下さい。
熊崎さん、私自身がメンタルのスタッフという役割を担わせてもらっている意味を思い起こさせて下さるステキなレポートとそれに続くエピソードを、本当にありがとうございました。
8月20日の研究コースの卒業式は、心を込めて開催したいと思います。
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